人生の中でもかなり大きなイベントといってもいい「引っ越し」
転勤族の人は何回も引っ越しを繰り返したりするので、回数を重ねると何をどうしたらいいのかわかると思います。
その一方、あまり引っ越しをしたことがない人や、これから初めて引っ越しをする人は、「何をしたらいいのか」や「何を準備したらいいのか」、「どのような手続きをしたらいいのか」などがあまり分からないでしょう。
急な転勤や急な引っ越しのように、時間が少ない引っ越しほど焦ってしまい、本来しないといけない手続きなどをつい忘れたりするものです。
そのようなことになったら後々大変になりますので、そのようなことがないように引っ越し前から引っ越し後までにしたらいいこと、必要な手続きなどを詳しくご紹介していきたいと思います。
Contents
引っ越しやることリスト - 引っ越し前から引っ越し後まで
まず引っ越しを考える上で、「いつまでに」、「引っ越しの場所」、「子どもの学校は」といった自分の状況を把握し、今後のスケジュールを細かく決めていくことが引っ越しをスムーズに進めていく上で必須です。
引っ越しに何をしたらいいのかを把握する
まず、引っ越しを考えていたり、引っ越しが決まっていたりする場合に考えないといけないのが
「いつまでに引っ越すか」
「どこに引っ越すか」
「どの手続きをしないといけないか」
です。
いつまでに引っ越すか
いつまでに引っ越しをしなくてはならないかで、今後の動きがだいぶ変わってきます。
余裕があるなら、お部屋探しや、各種手続きがゆとりを持ってできますので、
どこに引っ越すか
自分が住んでいる所から同じ市区町村に引っ越しをするのか?
県内の違う市区町村外に引っ越しをするのか?
県外に引っ越すのか?
などといった引っ越しをする距離でも大きくやることが変わります。
引っ越し費用も変わってきますし、自動車や役所での手続きも変わってきます。
どの手続きをしないといけないか
これから引っ越しの流れを詳しく説明していくところですが、
一人暮らしでの引っ越しか?
家族での引っ越しか?
でも必要な手続きは大きく変わってきますので注意が必要です。
まずは、この3つを把握し、自分に必要な手続きを計画的に行っていきましょう、
最初にすること。引っ越しが決まったら
引っ越しをする上で一番最初に考えないといけないのが次の項目です。
○日付の設定
○スケジュールの制作
○引っ越し業者の模索
○管理会社・大家への連絡
○レンタル倉庫やレンタル車庫、駐車場の管理会社への連絡
引っ越し日まで1か月以上ある場合には、上記の5点のことを考慮したほうがいいです。
項目はおおまかに書いていますが、とても大切な所なので詳しくご紹介していきます。
日付の設定
日付の設定をする上でまず大切なのが「いつ引っ越しを開始するか」、「いつまでに引っ越しをするか」です。
荷物の量によっては当日の荷物運びだけでも2時間程度かかったり、県外への引っ越しだと1日から2日かかったりと、引っ越しはかなり大変なものです。
引っ越し時間がかかればかかるほど、引っ越しをすることへの負担も大きいですし、費用もかかったりします。
日付の設定は大まかにでもいいので、目安を最初に設定するようにしましょう。
ですので大まかな日付だけでも決まった段階で、次にご紹介していくスケジュールの制作や、引っ越し業者の模索や部屋探しなどをしていきましょう。
スケジュールの制作
日付の設定が決まったら、まずした方がいいのがスケジュールの制作です。
最初に触れたように、引っ越しは家や部屋を移動させるために、引っ越し先の選定、業者の選定、役所や金融機関、郵便局での手続きなど、かなり多くの事をしなくてはなりません。
そのため、スケジュールを組まずに行ってしまうと何かしら抜けてしまうことが多く、県外に引っ越したのに前の都道府県の市役所じゃないと取れないものがあったりなど、後々大変なことになったりすることがあります。
そういったことがないように、事前にスケジュール表の制作を行うことによって、抜け忘れの防止や引っ越しまでのスムーズな流れを作ることができるのです。
引っ越し業者の模索
引っ越し業者の模索は慎重に行いましょう。
というのも、今では地方の会社から大手企業まで全国様々な引っ越し業者がありますが、丁寧さや親切さ、費用までもかなり違ったりします。
この中で特に重視すると思うのが「費用」の部分ですが、業者によっては大きな差があるのは事実です。
さらに、引っ越しをする時期によっても費用が変わってきたり、六曜のような大安、友引、先勝などといったものまで関わってきたりする会社もあるので要チェックです。
特に引っ越し業者の忙しい時期である「引っ越しシーズン」とされるのが、3月、4月、8月、10月、12月の年末年始がピークになります。
3月から4月は入社や入学もあり、引っ越し業者の最も稼ぎ時とされるぐらい忙しい時期で、業者を見つけても自分とのスケジュールの都合がなかなか合いづらかったりします。
この時期に予定している場合は、事前に分かっているなら早めの対策を行うのが吉です。
8月、10月なども転勤などの時期に差し掛かるので、上記同様忙しい時期となります。
これとは逆に6月と11月は暇な時期になりますので、引っ越し費用も安くなることあり、日付の設定が自由にできる方はお勧めです。
さらに引っ越し業者を決める上で、費用だけでなく、口コミや電話対応などでも業者の評判を調べるようにしましょう。
というのも業者によっては費用は安いものの、親切さがあまりなく、自分の家具などに傷をつけても弁償しない所があったりするのも事実です。
そのため、費用だけに重視せず、評判を調べたり、見積もりを取ったりするための電話での対応などを注意するように心がけましょう。
引っ越し見積もり一括サイトを使うメリットと、おすすめサイト比較
管理会社・大家への連絡
引っ越しの大まかな日程が決まったら、住んでいる管理会社や大家へ、大まかな日程を知らせるようにしましょう。
その時に、敷金の話になったり退去をする手順を教えてくれるので、退去時の作業がスムーズになったりします。
管理会社の都合もありますので、最低でも1か月以上前に伝えるようにしましょう。
契約によってはすぐに退去できない所もあるので、二重に家賃を払わないといけなくなったりするので要注意です。
特に賃貸契約には、「退去予定は○か月以上前に連絡すること(たいていは1か月前)」が定められていますので、よく確認しておきましょう。
レンタル倉庫やレンタル車庫、駐車場の管理会社に連絡
人によってはレンタル倉庫やレンタル車庫、駐車場を借りている場合があると思います。
こちらも住んでいる住居同様に、1か月以上前に大まかな日程を伝えるようにした方がいいです。
事前に伝えることによって解約がスムーズにできたり、二重に費用を払わずに済んだりします。
1か月前までにするべきこと。正確な日付が決まったら
正確な日付が決まったら次の項目を行うようにしましょう。
目安としては引っ越し当日の1か月前までにしておくのがお勧めです。
○管理会社・大家へ連絡
○レンタル会社. 駐車場管理会社への連絡
○引っ越し業者との契約. 予定の打ち合わせ
○転居のお知らせ
○必要な物と必要でない物の整理
○保育園や幼稚園への手続き
○小学校. 中学校. 高校といった転校手続き
上記の7項目が1か月前までに行った方がいいことです。
では詳しく内容についてご紹介していきたいと思います。
管理会社・大家への連絡
一か月以上先の時にも大まかな日程を伝えているとは思いますが、正確な日付が決まったら必ず管理会社、大家へ連絡するようにしましょう。
その際に退去する時の退去手続きの日程や、退去手続きの流れを教えてくれますので、しっかり把握していれば今後の引っ越し作業がスムーズになります。
さらに敷金や家賃の精算なども退去日に行う場合があるので、事前に確認しておきましょう。
レンタル会社. 駐車場管理会社への連絡
こちらも住居の時と同様で、レンタル会社、駐車場の管理会社へ正確な引っ越し日付を伝えましょう。
この時に費用などといった賃金の精算がある場合があるので、事前に確認しましょう。
引っ越し業者との契約. 予定の打ち合わせ
次に行ったほうがいいのが引っ越し業者との契約、予定の打ち合わせです。
実際に決めるときは先ほど少しご紹介したように、様々な業者で見積もり比較、対応比較をして決めるようにしましょう。
1か月前までに引っ越し業者との契約をすると、予定を他の人より先に埋めてもらいやすく、自分の予定しているスケジュール通りの日程になってくれる場合が多いです。
さらにこの時に今後のスケジュールの予定などを打ち合わせすることによって、事前に梱包材なども渡してくれる業者もあり、自分で梱包材を入手する手間が省けたり、事前に荷造りができたりするので一石二鳥です。
転居のお知らせ
この転居のお知らせはする人としない人がいますが、主にハガキにて友人や知人、上司、今までお世話になった人などに転居することを伝えます。
最近では携帯のメールやライン、電話などといった手法で伝える人も増えてきていますが、はがきで送ることによって形に残すことができたり、挨拶状を送ることで礼儀がしっかりしているという好印象を与えることができます。
送る量にもよりますが、目安として2か月から1か月前に行っておくと今後の手間にはならないです。
必要な物と必要でない物の整理
引っ越しの日付が決まったらいよいよ荷造りを始めないといけないのですが、まず一番最初にやった方がいいのが「断捨離」で、必要な物と必要でない物の整理をしましょう。
断捨離を行う上でお勧めなのが、複数の人でやるということです。
というのも自分一人でやっていると、物に感情移入してしまう人はなかなか物が捨てきれずに、結局ほとんどの物が捨てきれずに残ってしまったりしてしまいます。
その物の整理、断捨離を複数でやることによって、客観的に必要そうか見てもらえることができ、自分の中でもよっぽどの思い出がない限り捨てれるようになります。
目安としては1年以内に使用しなかった物や服は、今後も使う機会があまりないとされるので、そのような物を捨てるのが断捨離のポイントとされます。
断捨離ができたら、必要でない物はフリーマーケットやリサイクル会社に買い取りに来てもらうのがお勧めです。
引っ越しの時には査定してもらう品数が多く、買取出張を無料でしてくれる業者が多いです。
買取してもらった金額を引っ越し費用の足しにすることもできるので、整理・処分ついでにお得です。
保育園や幼稚園の転園手続き
こちらは子どもがいる場合に必要な手続きとなります。
保育園や幼稚園に入れる際に経験したと思いますが、引っ越し先での保育園や幼稚園をまた探さないといけないです。
さらに場所によっては、需要が高すぎて児童待機などもあったりするので、1か月以上前からした方がいい場合もあります。
さらに大切なのが、転園先を見つけても親子面談や入学金の準備をしなければいけなかったり、転園・入園に基づいて必要な書類を揃えて提出しなければいけなかったりと結構大変です。
保育園や幼稚園でもらった書類は、各地方自治体の定められた窓口に提出するようにしましょう。
最低1か月前までにはやっておきたいですが、早めに行動できる場合は、できるだけ余裕をもって行っておくことをお勧めします。
引っ越し手続き-保育園や幼稚園.小学校.中学校.高校の転園・転校
小学校. 中学校. 高校といった転校手続き
保育園や幼稚園と同様に、小中学生や高校生の子どもがいる場合は転校手続きが必要になってきます。
小中学校の場合は、場所によっては面談や転入試験があるところもありますが、一般的に在学中の学校から「在学証明書」や「教科用図書給与証明書」といった証明書をもらいます。
その証明書と市町村の役所に行くともらえる「転入学通知書」とを一緒に、これから転校する学校へ提出することで、転校手続き・転入手続きが完了します。
ただし、場所によっては必要な物も違ってきますので、その学校に合わせたものを子どもに用意してあげる必要がありますので注意しましょう。
高校の場合も同様で、私立や国立、県立、府立など手続きが違ってきますので、子どもを入れようとしている高校に欠員があるかなどを確認して、転入手続きや編入手続きを行うようにしましょう。
この転入や編入にあたって試験や面接まであるとこもありますので、確認を怠らないようにしましょう。
こちらも保育園や幼稚園の時同様で早めに行えるならば早めに行うことをお勧めします。
引っ越し手続き-保育園や幼稚園.小学校.中学校.高校の転園・転校
2週間前までにすること。引っ越しの日程も近づいてきた!
引っ越し当日から1か月をきると、いよいよ引っ越しをする日が近づいてきたと実感すると思います。
スケジュール予定とうまくできていないことがあれば、この期間内に行えばまだギリギリ防げる範囲内でもあります。
次は2週間前までにやっておくべきことをご紹介しますので、まだできていない事と合わせて行ってください。
○転居先のコーディネーション、レイアウトを考える
○必要な物、整理したものでそこまで急いで使わない物の梱包
○固定電話の解約や変更手続き
○ガスの解約手続き
以上の4項目が主に2週間前までにした方がいいことです。
他の期間よりかはやるべきことは少ないので、間に合っていない事を実施したり、早めに行動できるものは早めに準備したりするのにお勧めの期間です。
転居先のコーディネーション、レイアウトを考える
引っ越しをする転居先がもうこの頃になると決まっていると思いますが、その時に間取りを教えてもらえると思います。
この部屋の間取りを教えてもらった段階で、冷蔵庫や机、テレビといった家具の配置、レイアウトをすでに決めておくことによって引っ越し後の物の片付けや配置がかなりスムーズになります。
この段階をできてない人がよく引っ越し後に、「段ボールを置いてままで生活している」という状況に陥っている事多いです。
そのような状況になると、せっかく引っ越しをしたのに物が片付いてないので、人を呼んだりすることもできません。
また、引っ越した後の休日に片付けようと思っていても、引っ越し後はかなりの精神力や体力を消耗しているので、なかなか部屋の片づけに移りづらかったりします。
そのようなことからも、事前に部屋のコーディネーション・レイアウトを決めておくことをお勧めします。
必要な物、整理したものでそこまで急いで使わない物の梱包
必要な物を整理したら、まず現在の生活でそこまで使わない物は梱包していくようにしましょう。
特に季節ものの服などは、真逆の季節ものだと早めに段ボールに梱包できますし、本や漫画なども早くから荷造りができると思います。
さらに食器や陶器類などの割れ物など、使わない物は早々に荷造りしましょう。
割れ物の場合は、いくら丁重に引っ越し業者が扱ってくれると言っても万が一のこともあります。
一見割れてなさそうに見えても実はひびが入っていて、段ボールから出したときに割れて怪我するといったこともありますので、クッション材や新聞紙などで動かないように固定したほうがいいです。
固定電話の解約や変更手続き
固定電話の解約や変更手続きも、2週間前から行うようにしましょう。
この固定電話は電話連絡でもできますし、今ならインターネット上などで変更や解約手続きが行えます。
ただし注意していただきたいのが、固定電話を転居先でも使用する場合、施工工事などが必要になる場合があるので電話で確認しましょう。
施行工事が必要な場合はすぐに使えるように、スケジュールの打ち合わせをするのがいいです。
引っ越し手続き、電話やネット回線の解約・契約。ネットは特に早く!
ガスの解約手続き
水道、ガス、電気といった生活費用の解約、変更手続きを行わないといけないのですが、まず一番最初にやった方がいいのがガスの解約です。
水道や電気などは意外に早く手続きが完了したりするのですが、忙しい時期などに入るとなかなかガスの手続きができなかったという声が多いです。
そのため、ガスの解約手続きや変更手続きは早めにすることがお勧めです。
1週間前までにすること。引っ越しももう間近!
引っ越しまで1週間前になると、かなり間近に感じる人が多いと思います。
この1週間前になると市区町村の役所での必要手続きがかなり多くなり、忙しくなってきます。
なるべく余裕をもって確実にスケジュールをこなしていくようにしましょう。
1週間前までにすることの項目としては次の通りです。
○転出届
○国民健康保険の資格喪失手続きや社会保険の変更
○印鑑登録廃止手続き
○介護保険受給資格証明書をもらう手続き
○水道や電気、ガスの解約手続きと利用登録
○銀行やクレジットカードの金融機関の解約、変更、口座作成
○生命保険や自動保険の変更
○インターネットやNHKの登録. 住所変更
○ケーブルテレビの登録. 住所変更
○牛乳や新聞の配達の解約. 変更依頼
○子供手当の手続き
○使わない物の荷造り
上記のように、1週間前ともあって、しないといけない手続きが多いです。
少しドタバタするかもしれませんが、焦らず慎重に行っていくようにしましょう。
転出届
引っ越しの日付が決まったら2週間前に受付が始まるので、市区町村の役所に行って窓口にて転出届をもらうようにしましょう。
必要事項を記入後再度窓口に持っていくと、不備がなければ「転出証明書」がもらえます。
この「転出証明書」は同一市町村に転居する場合や、県外に転居する場合の転入届を出す際に必要になってきます。
転出証明書をもらう場合に必要な物は、本人確認書類、国民保険証などの証明証、印鑑、印鑑登録証明書が必要になってきますので忘れずに。
引っ越しの手続き、市役所や区役所での流れ。旧居と新居で効率的に
国民健康保険の資格喪失手続きや社会保険の変更
こちらも引っ越しの日付が決まったら、市区町村の役所にて国民健康保険の資格損失手続きをしましょう。
この国民健康保険の手続きの際は、保険証と印鑑、高齢受給者証などが必要になってきますので忘れずに。
さらにこの国民健康保険の手続きの時に、同時に転出届の手続きを行うと効率がいいです。
同一市内の場合は、そのまま役所にて住所変更を行うようにした方がいいです。
社会保険の場合は、仕事をしている勤務先に住所変更を伝えることによって、会社で手続きしてくれますので忘れないように伝えましょう。
印鑑登録廃止手続き
印鑑登録している場合も、役所にて印鑑登録廃止手続きを行わないといけません。
これも国民健康保険の手続きや転出届の時に、同時に行うと効率がいいです。
注意点としては、この印鑑登録廃止手続きは旧住所の役所のみでしか行えません。
そのため忘れてしまうと、戻って手続きしないといけないので忘れないようにしましょう。
転居先にて印鑑の再登録も忘れずに。
介護保険受給資格証明書をもらう手続き
介護保険を受けている人も、旧住所の役所にて「介護保険受給資格証明書」をもらうようにしましょう。
この介護保険受給資格証明書は、転居先の役所にて提出し、再度手続きを行うことによって再び介護保険を受けれるようになります。
水道や電気、ガスの解約手続きと利用登録
1週間前になると、水道や電気の解約手続きも済ませるようにしましょう。
もちろんガスの解約手続きを行った時に、水道や電気の解約手続きを行っていてもかまいません。
ただし忘れてはいけないのは新しい転居先での水道や電気、ガスの利用登録の連絡です。
引っ越しが完了したものの、この手続きを行っていないと使えなかったり、利用登録から実際使えるまでに1週間ほどかかったりします。
さらにガスなどは立ち合いなども必要になってきますので、事前に早めに利用登録の連絡をすることをお勧めします。
銀行やクレジットカードの金融機関の解約、変更、口座作成
銀行やクレジットカードの金融機関の解約や変更、口座作成も1週間前に行っておくほうがいいです。
というのも、地方銀行をメインとして使っていた場合、同一市内や同一県内の場合は住所変更するだけで済みますが、県外に転居をする場合は利用している地方銀行が少なかったり、最悪の場合なかったりします。
そのような時には、口座引き落とし登録なども出来なくなるので、転居先の金融機関の口座を作成したりする必要があります。
そして新しく口座を作成した場合、旧銀行口座を使わない場合は、10年ほどでお金は銀行の物になってしまうので、移したら口座は解約するようにしましょう。
クレジットカードの場合は、電話やインターネットにて住所変更をするだけで大丈夫です。
生命保険や自動車保険の変更
生命保険や自動車保険の変更も引っ越す前に連絡を行って、住所変更などの手続きをしてもらうようにしましょう。
県外の場合でも全国にある生命保険や自動車保険の場合は引き続き利用できますが、ない場合は解約しないといけないケースもあるので確認は必須です。
原付バイクの際はナンバープレートが変わるので、市外に引っ越す際は廃車登録手続きが旧住所の役所にて必要なります。
この廃車登録手続きを行う場合は、標識交付証明書やナンバープレート、印鑑と本人確認が必要になりますので用意をしておきましょう。
委任状があれば、代理人でも手続きを行うことができます。
インターネットやNHKの登録. 住所変更
インターネットやNHKの登録、住所変更も1週間前に行うと後先困らないです。
NHKの変更は、NHKのホームページにて簡単に変更をすることができるのですが、インターネットの場合はプロバイダによって解約締め日が変わってきますので要注意です。
この解約締め日を誤ってしまうと、二重に払わないといけないことになってしまいやすく、無駄な出費になってしまいます。
モデムやルーターを借りている人も多いと思いますが、解約をする場合はモデムやルーターも忘れずに返却するようにしてください。
これを忘れると再度取りに帰ったり弁償したりしないといけません。
インターネットを転居先で引き続き行う場合は、転居先でインターネットの工事がされているかの事前確認も必要です。
工事がされていない場合はインターネットが使えないですし、工事をしてもらう必要があります。
マンションなどですでに工事が終わっている場所などは、費用も変わってきたりしますので、インターネットを転居先でも使用したい場合は、インターネット会社や部屋探しの時の不動産に、しっかり確認をして手続きを行うようにしましょう。
引っ越し手続き、電話やネット回線の解約・契約。ネットは特に早く!
ケーブルテレビの解約. 住所変更
ケーブルテレビの解約、住所変更も引っ越しから約1週間前には行っておくようにしましょう。
もし継続して利用したい場合は、インターネットの時と同様で、工事の有無などを部屋選びの時にしっかり確認して管理会社に電話するようにしたらいいです。
牛乳や新聞の配達の解約. 変更依頼
牛乳や新聞は、全国で取り扱っているところだと契約している店舗などに連絡することで、転居先でも配達可能ならば継続して利用することができます。
しかし、牛乳や新聞でも地方の場合だと転居先で再度見つけないといけないので、引っ越す前に解約を行い、部屋選びの時に牛乳屋や新聞屋を探しておくようにしましょう。
子ども手当. 児童手当の手続き
子ども手当、児童手当の手続きも忘れてしまいがちですが、忘れずに手続きを行いましょう。
この子ども手当の手続きは、養育者でないと手続きが出来ないので注意してください。
手続き方法は、引っ越す前の旧住所の役所に行き窓口にて「受給事由消滅届」を提出します。
そしてこの受給事由消滅届を提出する際に、役所にて一緒に親の前年度の住民税の課税証明書か、所得証明書といったものを取っておくと後が楽です。
というのも、この住民税の課税証明書や所得証明書は転居先の役所で、子ども手当の受給手続きをする際に必要になってきます。
転居先の役所では取ることができないので、引っ越す前に取っておく必要があるのです。
また、この子ども手当の申請が遅れてしまうと、もらえない月が出てしまう可能性があるので、早めに動ける場合は、早めに行動するようにしましょう。
使わない物の荷造り
1週間前まで来ると残り期間も少ないので、だいたい何を使うかが絞れてくると思います。
使わない物は、事前に段ボールなどに荷造りを行っていきましょう。
さらに一番効率がいいのは、新しい転居先でのいろいろな手続きをして回る際に、部屋の明け渡しが終わっているならば、少しでも荷物を持っていくようにしましょう。
そうすることによって当日の負担は減りますし、少しずつだと運びやすいので引っ越しが大変楽です。
引っ越し前日までにやっておくこと。いよいよ明日!
残り1週間を過ぎると時間がたつのはあっという間で、気づいたら明日が引っ越し日といったことがよくあることです。
引っ越しの日に近づくにつれてドタバタし始めることが多いので、スケジュールを確認しながら忘れていることがないようにして当日を迎えれるようにしましょう。
当日までにぜひこなしておきたい項目は次の通りです。
○家具、家電の梱包、荷造り
○貴重品以外の荷造り
○今まで住んでいた家、部屋の近隣への挨拶
○今まで住んでいた家、部屋の掃除
○転居先の掃除
○機械類のバックアップ
○転居先の近隣への挨拶のための手土産の購入
○引っ越し業者との最終確認
上記の8項目が、当日を迎えるまでにやっておくといいことです。
もうこの段階だとあまり手続きはないですが、この段階でも済んでいない物がある場合は、そちらを優先して行いましょう。
家具、家電の梱包、荷造り
家具や家電の梱包・荷造りですが、机や椅子といったものは自分で梱包などできるかと思いますが、テレビや冷蔵庫、洗濯機などといったものはなかなか自分で梱包するのが難しいです。
なので業者選定、契約する時に家具、家電の梱包について聞いておくようにしましょう。
業者によっては傷つけないように専用の布を被せて運んでくれたりしますので、プロに任せた方が自分でやるよりはるかに良いです。
その他の家具の場合は、組み立て式のものなどは分解を行ったり、冷蔵庫などもなるべく空にして持ち運びがしやすいように計画を立てて消費をしていきましょう。
引っ越し準備、冷蔵庫や洗濯機の電源・水抜き・処分と買い替え方法
貴重品以外の荷造り
貴重品以外の荷造りをしておきましょう。
当日は引っ越し業者が来たりしてドタバタするほか、転居先にて近隣の挨拶をしていく場合はなかなか時間を作れなかったりします。
さらに冷蔵庫なども運びやすいよう消費させたりするので、食品を買いに行ったり、外食をしに行ったりしないといけなかったりもします。
引っ越し当日は時間がないものと考えて、全部荷造りしておくことをお勧めします。
今まで住んでいた家、部屋の近隣への挨拶
引っ越し当日は業者などが来るので、大掛かりになればなるほど外がかなりうるさくなってしまいがちです。
そのため引っ越し当日までに、今までお世話になった場合は家や、部屋の近隣への挨拶や管理人、大家に挨拶を手土産もってしに行くことがいいです。
手土産の相場はだいたい500円から1000円の間で大丈夫です。
挨拶をしに行くという行為の方が大切なので、忘れずにしましょう。
今まで住んでいた家、部屋の掃除
今まで住んでいた家や部屋の掃除も出来るだけしておくようにしましょう。
何度も挙げているように、引っ越し当日はあまり時間がありません。
転居先のコーディネーション、レイアウトを決めたものの、自分が引っ越し業者より後についてしまうと、先に着いた業者の人もどこに何を置いたらいいのかわからず、無駄な時間を過ごしてしまう場合や、適当な配置で置かれることがあります。
そういったことがないように、旧居の部屋の中の物がなくなったことを確認したらすぐに転居先に向かう必要があります。
なので、事前にほとんど掃除をしなくてもいい状態まで掃除をしておくといいでしょう。
引っ越し準備-旧居の部屋の整理整頓、荷造り、部屋の掃除の流れ
転居先の掃除
転居先の掃除も同様です。
せっかく新しい新生活が始まるのに、やや薄汚れていたらまた荷物をのけて掃除するのも手間だし大変です。
引っ越し前日までになると部屋の明け渡しも完全に終わっているはずなので、新居の下見も含めて事前に掃除をしに行くようにはしましょう。
機械類のバックアップ
パソコンやテレビの外付け中付のHDDなどといったものは、データが消えにくい構造になっています。
しかし、万が一といこともあります。
引っ越し業者も悪気があってデータは消すわけではありませんが、仮にデータが消えたとしても直してもらえる保証はありません。
バックアップを取れるものは事前に取っておくようにしましょう。
転居先の近隣への挨拶のための手土産の購入
新しい転居先の近隣への挨拶や手土産の購入も忘れないようにしましょう。
こちらも相場はだいたい500円から1000円となっていますが、近隣に先に挨拶できる場合は事前にしておくのが吉です。
新居についても荷物の積み下ろし作業などでうるさくなってしまうことがあります。
事前に「○日に引っ越すのでうるさくなるかもしません・・・ご迷惑をおかけします。」と一言入れておくだけで与える印象が変わります。
今後の新生活をいい方向へ導くものとなっていきますので、事前に挨拶できる場合はするようにしましょう。
引っ越しの挨拶の仕方。範囲や時間帯、ギフトやお菓子のおすすめは
引っ越し業者との最終確認
引っ越し業者との最終確認は必須項目です。
引っ越し日が近づくと、だいたいの業者が確認のために電話をしてきます。
時間や場所の最終打ち合わせを行っておくことによって、引っ越し作業がかなりスムーズになります。
このときに梱包できていない物などを、梱包できるか、出来ないかの質問を投げかけるのもいいと思います。
引っ越し当日に旧居で行うこと
当日を迎えるといろいろな準備をしてきた荷物を運んだり、部屋を明け渡したりとかなり大変な一日になってきます。
忘れ物がなかったりするように、しっかり落ち着いて対応できるようにしていきましょう。
まずは引っ越し当日での転居先に行くまで、旧居で行うことについてご紹介していきます。
○荷造りできていない物はないかの最終確認
○引っ越し業者との対面打ち合わせ
○荷物を引っ越し業者に積んでもらった後の簡単な掃除
○管理会社への部屋の明け渡しや鍵の返却
上記の4項目が旧居で行うことです。
前日までにいろいろ準備をしているはずなのでここはスムーズに進むと思います。
荷造りできていない物はないかの最終確認
荷造りできていない物がないかの最終確認は、しっかり行うようにしましょう。
慌てて荷造りする場合は焦ってしまうので、物が壊れたり、傷がついてしまったりしやすい状況になります。
そのように焦ることがないよう、事前に念入りに確認を済ませておくのが吉です。
引っ越し業者との対面打ち合わせ
実際に契約した引っ越し業者が来た場合は挨拶を行い、対面での打ち合わせを行いましょう。
対面打ち合わせを行うことによって、相手に丁寧に物を扱ってもらいやすくなることと、傷つけてほしくない・大切に扱ってほしいものなどを、自ら依頼することができます。
そうすることによって、後々嫌な思いをすることを減らせますし、お互いが気持ちのいい状態で引っ越しをすることができるようになります。
荷物を引っ越し業者に積んでもらった後の簡単な掃除
荷造りしたものを全部トラックなどに積んでもらったら、簡単に掃除をしましょう。
綺麗な部屋を保つことによって、敷金がある場合などは無駄な修理費、修繕費などを請求されないです。
最後に良い思い出で旧居を去ることができます。
管理会社への部屋の明け渡しや鍵の返却
管理会社への部屋の明け渡しや鍵の返却は、立ち合いのもとで行われることが多いので、引っ越しの終わりそうな時間にきてもらうとかなりスムーズに進むことができます。
この時にお礼を言ったり、綺麗な部屋で明け渡すことによって、再度こちらに戻ってくることがあったら心地よく貸してくれるでしょう。
何事も人付き合いは大切なので、出来るだけ相手に良い印象を与える状況にしましょう。
引っ越し当日に転居先で行うこと
今まで住んでいた家、部屋といった旧居を明け渡した後は、これから新生活を共にする転居先、新居での行ったほうがいいことです。
旧居の事もあり大変ですが、良い新生活のスタートを切るためには頑張りましょう。
次の6項目が転居先、新居に着いたら行う項目です。
○新居の掃除
○新居の近隣挨拶
○引っ越し業者へ積み下ろし場所を指示
○水道や電気、ガスなどの立ち合い
○荷物の確認
○部屋の整理整頓
新居の掃除
前日までに新居の下見を兼ねて掃除をしに行くようにいいましたが、引っ越し業者より先に着いた場合は最終掃除のチャンスです。
荷物がない状態だと断然掃除がしやすいので、時間がある場合は簡単にでもいいので掃除をしてから荷物を置いてもらうようにしましょう。
家族での引っ越しなどの場合は、当日旧居と新居で分担して掃除を行うのもアリです。
新居の近隣挨拶
新居の挨拶を済ませている場合も、再度挨拶をするようにしましょう。
挨拶をしに行ったときにいなかった家がある場合は、この時に行くのでもいいです。
しっかりと礼儀正しく挨拶をすることによって、相手に好印象を与えるので、今後何か困ったことがあった時に助けてくれる可能性があります。
そういったことを含めて、近隣への挨拶は忘れないようにしましょう。
引っ越しの挨拶の仕方。範囲や時間帯、ギフトやお菓子のおすすめは
引っ越し業者へ積み下ろし場所を指示する
引っ越し業者が転居先、新居に着いた場合は積み荷を降ろしてもらいますが、自分がレイアウトした場所に指示して降ろしてもらった方が、業者の人も荷物を下ろしやすいです。
優柔不断であったり、迷った指示を出してしまうと、かえって引っ越し業者に迷惑をかけてしまう恐れがあるので、そういったことがないように、事前にしっかりレイアウトは決めておきましょう。
引っ越し当日の流れとは。業者への差し入れ相場と、渡すタイミングも
水道や電気、ガスなどの立ち合い
水道や電気、ガスの立ち合いが必要な場合はこの日にしてもらうのがいいでしょう。
というのも、引っ越しをして間もない頃は周りの環境があまり分からず、新生活の初めは大変です。
事前に立ち合いをして、水道や電気、ガスが使える状態にしておくか、当日に立ち合いをして通してもらうのが一番手っ取り早いです。
荷物の確認
引っ越し業者に荷物の配置をしてもらうと思うのですが、運んでもらった段ボールや家具、家電は出来るだけ業者がいるときに確認するようにしましょう。
業者が帰ってしまっている状態で割れ物が割れていたり、傷がついていたりしているのに気づいても、費用の精算をした後から連絡しても受け付けてもらえない場合があります。
そういったことがないように、いやらしいかもしれませんが、運んだものは出来るだけ確認をして、費用の精算をするようにしましょう。
ちなみに、引っ越しは肉体労働とあってかなり大変なものです。
丁寧に扱ってもらうと、余計に神経が集中しているのでとても疲れます。
そういったときに、お茶などの飲み物を1本でも差し入れをしてあげるだけで、かなり喜ばれますよ。
相手に喜んでもらうと、こちらもうれしい気持ちになりやすいですし、また引っ越しをしないといけない機会がある場合に同じ人が担当になれば、さらに丁寧かつ親切に扱ってもらうことができるので、余裕がある方は差し入れをすることをお勧めします。
部屋の整理整頓
積み荷を降ろしてもらったら、テレビのワンシーンでも登場してくるような段ボールの山で部屋がいっぱいでしょう。
当日だといろいろなことをしていて疲れていますが、箱を開けて整理していく場合は梱包していたものはまとめて整理しておいたほうがいいです。
その方が、後々本腰入れて部屋の整理整頓を行う場合に、すごく楽ですし、時間短縮にもつながるので、事前に梱包材などもまとめていくことがお勧めです。
新生活のはじまり!引っ越し後の忘れずにやらないといけない手続き
引っ越しが終わって一段落着くころだとは思いますが、引っ越しをした後にやらないといけない手続きはたくさんあります。
主に、旧居を退去するまでに登録停止させていったものを、再度再開するように登録していくことがメインとなります。
停止させたときに、同時にもらった書類などをなくさないよう、持参していくようにしましょう。
次の17項目が引っ越し後に行うべき事です。
○転居届、転入届の提出
○国民健康保険の再手続
○国民年金の登録
○印鑑登録
○母子手帳の登録変更
○子ども手当の申請手続き
○郵便局での書類等の転送手続き
○運転免許の住所変更
○自動車の住所変更
○原付バイクなどの住所変更、ナンバープレートの支給
○車庫証明の届け出
○保育園や幼稚園の転園手続き
○小学校. 中学校. 高校の転校. 編入手続き
○インターネットの開通手続き
○携帯電話. スマートフォンの住所変更
○犬などのペットの登録
かなりたくさんありますが、退去前にしっかり準備をしておくとそんなに時間がかからないものばかりなので、まとめて行っていくことをお勧めします。
転居届、転入届の提出
同一市内などに引っ越した場合は「転居届」、県外などに引っ越した場合は「転入届」を市区町村の役所に提出する必要があります。
旧居の最寄りの役所で転出届を出した際、「転出証明書」をもらったと思います。
この転出証明書と印鑑、本人確認書類を持参しないと転居届、転入届が出せないので必ず持っていくようにしましょう。
引っ越しの手続き、市役所や区役所での流れ。旧居と新居で効率的に
国民健康保再手続
国民健康保険の加入の再手続も新居の役所で行うことができます。
印鑑、身分証明書などが必要で、「国民健康保険の資格取得届」を役所に届けないと保険証をもらうことができないので、忘れないように必ず行うようにしましょう。
国民年金の登録、変更
国民年金の登録も新居の役所で行うことができます。
仕事や働いている形態によって登録方法が変わってくるのですが、自営業をしている場合は新居の役所で国民年金担当の窓口に行く必要があります。
それ以外の専業主婦や会社員の方は、会社の方で手続きを進めてくれる所が多いので、会社に「被保険者住所変更届」を提出して登録変更をしてもらうようにしましょう。
印鑑登録
印鑑登録も転居届や転入届、国民健康保険の手続きに来た際に同時に進めて終わらせることがお勧めです。
印鑑登録はいたって簡単で、転居届、転入届を完了させた後、印鑑、身分証明を持参して「印鑑登録申請書」を提出することによって印鑑登録を済ませることができます。
母子手帳の登録変更
妊娠されている方はかなり重要になってくるのが、母子手帳の登録変更です。
母子手帳は各地方自治体、市町村が発行しているものであり、母子健康手帳を申請した時に母子手帳と共に「妊婦健康診査受診票」や「助成券」などといった「検診補助券」をもらえると思います。
この検診補助券は、妊娠は病気ではないため保険証が適用されないこともあり、妊娠している方たちを守るために配布、使用できるもので、妊婦検診費用の自己負担を無くしたり減らしたりするものです。
ただこの自己負担の金額は各市町村が定めているので、引っ越しをした場合、旧居の役所で支給された「検診補助券」が使えなかったりするのです。
このような状態になると、高額な妊婦検診費用を自己負担しないといけない状態になってしまうので、必ず母子手帳と未使用の検診補助券、印鑑を持参して、新居の最寄りの役所に行きましょう。
そうすることによってその市町村が定めている検診補助券と交換してくれます。
その時に検診補助券の詳細も改めて聞くと不安もさらに少なくなるでしょう。
子ども手当の申請手続き
子ども手当、児童手当の申請手続きは養育者が行わないといけないのですが、旧居での役所の時にもらった親の前年度の住民税の課税証明書か所得証明書も持参するようにしましょう。
さらにこの時は印鑑や振込先の口座、健康保険証なども必要になってきますので忘れずに。
マイナンバーカードの変更届
最近導入されましたが転居、転入などといった住所変更がある場合は、14日以内に変更届を申請しないといけないようになっています。
他に家族の方がいる場合は、家族全員分変更するようにしましょう。
郵便局での書類等の転送手続き
転居届を出すことによって、その日から約1年間は無料で旧住所に届いたものを新住所に転送してくれるサービスが郵便局にあります。
このサービスは非常に便利ですが、手続きを取る際は運転免許証や保険証といった身分を証明できるものや、旧住所が証明できるものが必要になってきますので注意しましょう。
運転免許の住所変更
運転免許証の住所変更は基本的に警察署で出来ますが、運転免許センターでないと変更できない地域があります。
基本、交番でもできるのですが、地域かの警察官は不慣れのことがあったり、交番が留守になっていたりすることもあります。
最寄りの警察署の交通課が確実と言えるでしょう。
運転免許証は運転する時はもちろんですが、身分証明時にもよく使ったりするので早めに変更することをお勧めします。
住民票を取ったら、その足で警察署に行ってすぐ住所変更するのがいいです。
これからいろいろな住所変更の手続きがあり、ほとんどの登録に証明書が必要になりますが、この免許証の住所変更ができていれば、たいていの証明書として使えるので、かなりスムーズになりますよ!
自動車の住所変更
引っ越しをして自動車を所有する場合、運輸支局での手続きが必要になるのですが、車検証の住所変更が必ず必要になってきます。
この車検証の変更は転居後15日以内に変更しなければならないという決まりがあるので、絶対に忘れないようにしましょう。
原付バイクなどの住所変更、ナンバープレートの支給
原付バイクなどの住所変更、ナンバープレートの支給は新居の最寄りの役所にて行うことができます。
この新しい住所を変更する際は、印鑑や身分証明できるもののほかに、廃車証明や譲渡証明書が必要になったりします。
さらに排気量が126ccを超えるバイクは、自動車の時同様運輸支局にて同様に登録変更手続きが必要です。
こちらも車検証同様、転居後15日以内に変更しないといけないのでしっかり行いましょう。
車庫証明の届け出
引っ越しをした後に、車を所有して駐車場や車庫が必要な場合、車庫証明の提出を警察署にしなければなりません。
この車庫証明の申請書類は、各都道府県警や各警察署のHPからダウンロードすることができますので、届け出が必要な方は必要事項を記入後提出するようにしましょう。
保育園や幼稚園の転園手続き
保育園や幼稚園の転園手続きは旧居の時にほとんどしたと思いますが、実際引っ越しした後も一度連絡を取って再度必要書類がないか確認するようにしましょう。
特に何もなければ、転園の手続きをする際に渡された書類を提出するだけで大丈夫です。
小学校. 中学校. 高校の転校. 編入手続き
小学校、中学校、高校の転校、編入も保育園や幼稚園の転園手続きとさほど変わりません。
しいて挙げれば、転校前に学校からもらった「在学証明書」や「教科用図書給与証明書」と、市町村の役所に行くともらえる「転入学通知書」と「住民票」を提出する必要があるぐらいです。
インターネットの開通手続き
インターネットの開通確認は引っ越し前にしたと思いますが、再度引っ越しをした後でもインターネットができるようにプロバイダに連絡は取るようにしましょう。
何かの間違いで開通していなかったら、インターネットに接続すらできません。
携帯電話. スマートフォンの住所変更
携帯電話や、スマートフォンではWebサイト上でも変更ができるのですが、できれば最寄りの機種会社に行って変更することをお勧めします。
というのも、変更自体は簡単にできるのですが、故障などをした場合連絡が取れなくなるので、そのようなピンチの時に携帯電話や、スマートフォンの修理を出すために訪れる必要があるからです。
ですので、手間ではありますが、時間がある場合は機種会社の支店に訪れましょう。
犬などのペットの登録
犬を飼っている方はご存知だとは思いますが、狂犬病の予防接種の必要性などもあり、犬の登録が義務付けられています。
この犬の登録は引っ越しをした時も再度変更する必要があり、変更する場合は登録の際に発行される鑑札と、狂犬病予防注射の注射済票が必要になってきます。
そのため、引っ越しする、しないに関わらず犬の登録を行った場合は、鑑札と狂犬病予防注射の注射済票を大切に保管するようにしましょう。
このように、引っ越しをした後でも引っ越しする前と同様に様々な必要手続きが出てきます。
手続きの種類によっては転居、転入後からの期間が定められているものまでありますので、スケジュールを組む場合は引っ越し後の手続きを含めたスケジュールを作ると、すべて順調にいくと思います。
まとめ。新生活をより良いものに!
引っ越しの流れをまとめると、以下のことをチェックしていくと良いでしょう。
★引っ越しに何をしたらいいのかを把握する
いつまでに引っ越すか
どこに引っ越すか
どの手続きをしないといけないか
★最初にすること。引っ越しが決まったら
日付の設定
スケジュールの制作
引っ越し業者の模索
管理会社・大家への連絡
レンタル倉庫やレンタル車庫、駐車場の管理会社に連絡
★1か月前までにするべきこと。正確な日付が決まったら
管理会社・家への連絡
レンタル会社. 駐車場管理会社への連絡
引っ越し業者との契約. 予定の打ち合わせ
転居のお知らせ
必要な物と必要でない物の整理
保育園や幼稚園の転園手続き
小学校. 中学校. 高校といった転校手続き
★2週間前までにすること。引っ越しの日程も近づいてきた!
転居先のコーディネーション、レイアウトを考える
必要な物、整理したものでそこまで急いで使わない物の梱包
固定電話の解約や変更手続き
ガスの解約手続き
★1週間前までにすること。引っ越しももう間近!
転出届
国民健康保険の資格喪失手続きや社会保険の変更
印鑑登録廃止手続き
介護保険受給資格証明書をもらう手続き
水道や電気、ガスの解約手続きと利用登録
銀行やクレジットカードの金融機関の解約、変更、口座作成
生命保険や自動車保険の変更
インターネットやNHKの登録. 住所変更
ケーブルテレビの解約. 住所変更
牛乳や新聞の配達の解約. 変更依頼
子ども手当. 児童手当の手続き
使わない物の荷造り
★引っ越し前日までにやっておくこと。いよいよ明日!
家具、家電の梱包、荷造り
貴重品以外の荷造り
今まで住んでいた家、部屋の近隣への挨拶
今まで住んでいた家、部屋の掃除
転居先の掃除
機械類のバックアップ
転居先の近隣への挨拶のための手土産の購入
引っ越し業者との最終確認
★引っ越し当日に旧居で行うこと
荷造りできていない物はないかの最終確認
引っ越し業者との対面打ち合わせ
荷物を引っ越し業者に積んでもらった後の簡単な掃除
管理会社への部屋の明け渡しや鍵の返却
★引っ越し当日に転居先で行うこと
新居の掃除
新居の近隣挨拶
引っ越し業者へ積み下ろし場所を指示する
水道や電気、ガスなどの立ち合い
荷物の確認
部屋の整理整頓
★新生活のはじまり!引っ越し後の忘れずにやらないといけない手続き
転居届、転入届の提出
国民健康保再手続
国民年金の登録、変更
印鑑登録
母子手帳の登録変更
子ども手当の申請手続き
マイナンバーカードの変更届
郵便局での書類等の転送手続き
運転免許の住所変更
自動車の住所変更
原付バイクなどの住所変更、ナンバープレートの支給
車庫証明の届け出
保育園や幼稚園の転園手続き
小学校. 中学校. 高校の転校. 編入手続き
インターネットの開通手続き
携帯電話. スマートフォンの住所変更
犬などのペットの登録
実感としてあるのは、住民票をとったら(複数枚とっておくと便利)、すぐ警察署で免許証の住所変更をすると、その後の手続きのいろいろな場面でかなり役立ち、スムーズにことが進みます。
一言に「引っ越し」といっても事細かく分解するとかなりの気力、労力が削られる大変な人生のイベントとも言えます。
同棲や婚姻をする場合には、名前や戸籍、本籍などが変わったりする場合もありますので、さらに必要な手続きも増えたりします。
引っ越しをする際はいろいろなことをしないといけないので、余裕を持った時間、日付配分、余裕を持ったスケジュールを組むことが、一番正確な引っ越しのコツとも言えます。
ぜひみなさんも、引っ越しを考えている、引っ越しが決まっている場合などの参考にしていただけたらと思います。