引っ越しといえば、荷造りしていても量が多いと運ぶ時間がかかります。
そんな中でも食器や陶器などは割れ物なので慎重に扱ってもらいたいし、家電のテレビや冷蔵庫、洗濯機などは金額が高いし電化製品なので大切に運んでほしいですよね。
織機や陶器類などは、自分で梱包材の中にプチプチ(エアーキャップ)等といったものを入れることによって、自分で割れにくいように対策を行えますが、冷蔵庫や洗濯機などは自分ではなかなかできにくいです。
そこで、ぜひこれから引っ越しを考えている人や、引っ越しが決まっている人に参考にしていただけるよう、大切な家電である、冷蔵庫や洗濯機の準備についてご紹介したいと思います。
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引っ越し準備で、冷蔵庫や洗濯機をスムーズに運んでもらうために
引っ越しをする際冷蔵庫、洗濯機をスムーズに運んでもらいたいと皆さん思うでしょうが、自分でしておくべきことがあります。
それは冷蔵庫だと水抜きをはじめ、霜取りと、食品を上手に消費を仕切って冷蔵庫内を出来るだけ空に近づける事と掃除をしましょう。
洗濯機だと、給水ホースの水抜きと、排水ホースの水抜き、付属品の整備、掃除が必要になってきます。
この二つの事をしていないと、当日になってはできないですし、最低でも前日までには行わないと引っ越し当日困ってしまうことが多いです。
そのため、次にご紹介していく作業を前日までにはしておくようにしましょう。
引越しの際、冷蔵庫の電源は何時間前に切る
冷蔵庫を引っ越しで運ぶ際、みなさん一番最初に考えるのが「冷蔵庫の電源は何時間前に切ったらいいか」だと思います。
冷蔵庫はでかくて丈夫なものの、電源を抜きすぎると壊れやすく、一度壊れたらなかなか修理できず、できても金額が高いことが多いです。
そのようなことが起こらないように、ぜひ知っておいて頂きたい事ですが、「冷蔵庫の電源は約1日前、24時間前」に切るようにしましょう。
冷蔵庫の電源を切ることによって、すぐには庫内温度が下がらないですが確実に徐々に下がっていきますので、庫内に食材がある場合は発泡スチロールやクーラーボックスなどに入れて食品が腐らないように管理しましょう。
ちなみに、冷蔵庫の引っ越しが終わった場合はすぐに電源を入れないようにしましょう。
これは冷蔵庫も頑丈そうに見えても精密機械であるため、運搬した時に冷却装置やコンプレッサーなどが落ち着いていないのですぐに電源を入れてしまうと壊れてしまいやすいです。
そのようなことを防ぐため、まずは運び終わったら一時間程度は置いて配置先で落ち着かせましょう。
その後電源を入れることによって、冷蔵庫の庫内の温度が下がっていくように冷気が出るのですが、庫内の温度が再び食品が維持できるように下がるまで時間がかかります。
おおよその目安は夏だと庫内の温度が高いのと、冷えにくい関係で約10時間、冬だと3時間、春と秋だと5時間程度で冷えるとされています。
しかし、電源を入れていても、まだこの状態で中身などを入れても来ないは冷えていないので、食材が腐りやすいとともに、扉の開閉を頻繁に行うとさらに庫内の温度が上がります。
そうなると冷蔵庫内の温度が下がりにくいので時間がかかってしまいますので注意しましょう。
引っ越し 冷蔵庫の中身はどうしておいたらいい
次に引っ越しの際、冷蔵庫で注意しておきたいのが「中身の管理」です。
もちろん計画的に冷蔵庫の中身を前日までに消費しきって庫内を空にしておくのが理想的です。
冷蔵庫の中身を空にするために一番やった方がいいことは計画を立てることです。
目安としては1週間前から計画的に冷蔵庫を減らすスケジュールを立てましょう。
氷類などは解けにくいので3日前には使い切るのがいいです。
冷凍食品も同様で、なるべく早く減らしたほうがいいですが、消費しきれなさそうだったらクーラーボックスか発泡スチロールと冷却材を用意しましょう。
食材も同様で卵や魚、肉類はもちろん早めに消費したほうがいいですが、野菜なども含めて最低前日までには減らしたほうがいいです。
どうしても余ってしまいそうな場合は、冷凍食品と同様にクーラーボックスや発泡スチロールにいれて冷却材にて保管しましょう。
ここで注意しておいていただきたいのが冷却材を入れる場合は、一箱に対してなるべく大きなものか、量を多くしましょう。
というのも、前日から冷蔵庫の電源を切ることもあって、冷蔵庫に近い状態で一日近くを発泡スチロールやクーラーボックスで食材を補完しないといけないからです。
出来るだけ温度維持ができるように冷却材を使う場合は多めに買うか、大きいものを買うようにしましょう。
引っ越し 冷蔵庫や洗濯機の水抜き
次にやっておくべきことは冷蔵庫、洗濯機共に水抜きをしておくことです。
水抜きとは、冷蔵庫だと製氷機の氷を捨てる事や、蒸発皿の水を捨てることです。
洗濯機の場合は最初に少し触れたように、排水ホースの中や、給水ホースの中の水を捨てることを言います。
電源を抜くと、冷蔵庫だと霜取りをしないといけないのでその時と同時に水抜き、掃除をした方がいいです。
洗濯機だとまず給水ホースの中の水分を抜きたいので、スタートボタンを押して水道栓を閉め、水が出てこないことを確認します。
水が出てこないことを確認してから給水ホースを抜きましょう。
その次は排水ホースの水抜きで、再度洗濯機の電源を入れて脱水モードを起動させましょう。
脱水が終わると洗濯機内の水分がある程度抜けているので、排水口から排水ホースを抜きます。
排水ホースを抜いた後も洗濯機内に水分が残っていることがあるので、洗濯機を排水口に傾けてしっかり水分が出てこないことを確認しながら水抜きをしましょう。
洗濯機の水抜きを行う際、自動洗剤投入機能が付いている場合は洗濯機の洗剤を抜いておくようにしましょう。
こちらも引っ越しの1週間前に様子を見て洗剤を使用していくようにしましょう。
洗濯機、冷蔵庫両方とも水抜きをする場合は、水がこぼれることがありますので必ずタオルを用意した方がいいです。
引っ越し 冷蔵庫と洗濯機の処分と買い替え方法
次に引っ越しをする際冷蔵庫と洗濯機の事で悩むのが処分の仕方と買い替え方法だと思います。
ご存知の方もいるかと思いますが、冷蔵庫と洗濯機はエアコン、テレビ同様に家電リサイクル法によって処分の仕方が決まっています。
単純に粗大ごみシールを外に貼って捨てた場合は、不法投棄とみなされますので刑罰の対象になります。
家電リサイクル法に則って処分、買い替えする方法は主に5つです。
買い替えする5つの方法
リサイクルショップ
1つはリサイクルショップにて買い取ってもらうことです。
最近では家電などを買い取ってくれる場合は出張鑑定サービスをしてくれるところが多いので、リサイクルショップに売ってもいいと考えている方はこちらを利用することをお勧めします。
ネットオークションや専門業者
2つ目はネットオークションや専門業者へ連絡してネットで売るです。
こちらはリサイクルショップとは違って自分で発想の準備をしないといけないので少し手間ではあります。
ネットで連絡を取る場合は取りに来てもらえるかを事前に確認しておくのもいいと思います。
洗濯機や冷蔵庫を買った店
3つ目は洗濯機や冷蔵庫を買った店に行って回収や処分をしてもらえないか聞きましょう。
お店によっては店が買い取ってくれて中古品として販売するところもあるので確認してみるのもいいと思います。
買い替え時のお店
4つ目は買い替える場合は、買い替え時にお店側、店員に現在使用している洗濯機や冷蔵庫がある事を伝えましょう。
そうすることによって洗濯機や冷蔵庫を買うお店にて、回収や処分をしているところも多いので、引っ越しをする前に回収や処分をしてくれます。
さらに回収や処分をしてくれる際は、中身を減らして水抜きをする流れ、手順もあるので説明をしてくれるところも多く、安心できます。
リサイクル券
5つ目はリサイクル券を郵便局などで購入し指定されている場所に廃棄することです。
こちらはリサイクル券を購入するため負担はかかりますが、家電リサイクル法には引っかからずに確実に処分はできます。
この5つの方法によって処分をする必要がありますので、引っ越しが決まった段階でどのようにするか検討するようにしましょう。
引っ越しで冷蔵庫や洗濯機だけ運ぶ料金は
人によって引っ越しの際に家電だけを運びたい人がいると思いますが、会社によっては冷蔵庫だけ、洗濯機だけなどを運んでくれるサービスがあります。
大手企業のクロネコヤマトでもこのサービス「らくらく家財宅急便」があります。
クロネコヤマトでは冷蔵庫や洗濯機の大きさと運ぶ距離によって料金が大きく前後します。
目安としては全自動洗濯機や単身用冷蔵庫など250cmの範囲内の大きさで県内に運ぶ場合は、およそ7000円程度といわれています。
この家電の大きさの計算は、長さ×奥行×高さで計算されます。
ただし、運んでくれるものの、取り付けなどはしてくれないので要注意しましょう。
取り付けをする場合は別府料金がかかりますので、クロネコヤマトの「らくらく家財宅急便」を考えている場合は事前に確認することをお勧めします。
他にもクロネコヤマト以外にも、家電量販店や引っ越し専門店で家電だけ運ぶサービスをしている店舗がありますので、最寄りの店舗や会社に確認してみるのも手です。
このように一言に冷蔵庫、洗濯機を引っ越し、移動させるといってもやらないことが多く大変です。
そのため引っ越しが決まった際は他にも手続きや荷造りもありますので、時間がかからないよう早めに対応していくようにしましょう。