引越しは慣れている人ならば手続きの流れをご存じでと思いますが、なかなか引越しに慣れていることは少なく、どのような流れで引越しの手続をしたらいいのかわからない人も多いです。
そのような手続きの中でも大切な手続きはいくつも存在し、多くの人がうっかり忘れてしまいやすいのが「保険証」です。
財布を開けた際や、だれか病気になった際に保険証の住所変更をしていなかったことに気付くという方が多いのですが、実際に保険証は引越ししたらどのような手続きをしていくのかご紹介していきたいと思います。
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保険証は引っ越し後も使える?
保険証には種類があると思いますが、会社から支給される社会保険と、市役所で手続きして受けられる国民保険かによって変わります。
社会保険の場合は、勤めている会社が入っている健康保険組合や健康保険協会によって保険証が配布されているので、住所が変わった場合でも使うことができます。
しかし、国民保険は社会保険とは違って残念ながら住所変更していなければ使うことができません。
国民保険は各自治体に手続きを行ってもらう必要があります。
そのため、引越し先の自治体に再度手続きを行って保険証をもらう必要があります。
次は保険証に伴う住所変更についてご紹介したいと思います。
社会保険も国民保険も引越しをした際には住所変更をする必要があります。
引越した時の国民健康保険証の住所変更
まずは国民保険についてご紹介します。
国民保険の場合は基本的、自営業の方や個人事業主などが多いと思いますが、引越しに伴って手続きをしっかり行わないと使えません。
市区町村をまたいで引越しを行う場合は先に元市区町村にて資格喪失を行い、保険証の返納をしないといけません。
新しい住所にて国民健康保険に入りたい事を伝え、手続きを行う必要があります。
転居届を提出した際に、手続きを行い、後日郵送してもらう場合や、場所によっては本人確認すればその場で交付してくれることもあります。
基本的には住所の変更があった場合、14日以内にこの手続きをしないといけませんので、忙しいと事前に分かっている場合は早めに行動して忘れないようにしましょう。
引越した際に国民健康保険を滞納していたら
引越しをする際に国民保険だった場合は市区町村の役場にて手続きを行わないといけません。
しかし、この時に国民保険の場合、滞納してしまっていた場合はどのようになるのか気になる方もいると思います。
国民保険を滞納してしまっている場合でも、新しい市町村で新しい保険証を受け取ることができます。
このような場合、滞納してしまっていた分の料金は催告書と一緒に請求が来ます。
このような状態で放っておくと差し押さえをされ、財産調査を行われます。
国民健康保険は引越し時に日割りで支払いできる
国民保険を引越しによって新しく変える場合は、今までの使っていた保険料を支払う必要があります。
滞りなく国民保険料を支払っていた場合は日割りで支払い、新しい国民保険へとすっきり移ることが可能です。
日割りだとやはり月払いと比べてあまり負担がないので、問題なく払えるかと思います。
難しいようならば相談にも応じてくれるようなので、元の市区町村に連絡をするようにしてみましょう。
国民健康保険の住所変更しないとどうなる
国民保険の住所変更をしなかった場合、その場では一時的に使えるかもしれませんが、後々病院側も住所が違うことが分かるので、医療分を再度請求される可能性が高いとされています。
そのため、住所変更があった場合は国民保険の住所もしっかりと変更し、新しい国民保険証を使って病院などに行くようにしましょう。
会社員の社会保険証の住所変更
社会保険証の場合、住所変更をした時には住所が変わったことを会社に伝えると思います。
このような会社に引越しをしたこと、住所変更をしたことを伝えるだけで会社側が手続きをしてくれます。
自分で行うことは先ほども少しご紹介しましたが、自分で手書きによって変更をするようにしましょう。
社会保険証の住所変更
社会保険は会社に勤めている場合、支給されることが多いと思いますが、途中でもご紹介したように、裏面に新しい住所を記入して使うような流れになります。
これは家族がいた場合も同様で、家族も同じ社会保険を利用している場合には家族も同じように裏面に新しい住所を記入して使うような流れになります。
場合によっては共済組合に連絡して新しいものに交換してほしい場合は、相談に乗ってくれるようなので、どうしても気になる場合は共済組合に連絡してみたらいいかと思います。
社会保険の住所変更を忘れたら
次は社会保険証の住所変更を忘れていた場合についてご紹介したいと思います。
社会保険の場合は会社に手続きを行ってもらうので、比較的住所変更を忘れるという事は少ないのですが、会社に伝えず引越しを行い、忘れていた場合は次のような手順を行う必要があります。
社会保険の保険証で住所変更を忘れていた場合は、そのまま裏面に新しい住所を記入して使うようにしましょう。
会社に住所変更を伝えていない場合はそのまますぐに会社に住所が変わったことを告げ、勤めている会社が入っている健康保険組合や健康保険協会に連絡をしてもらいましょう。
社会保険の場合はそこまで大きな問題はないので、忘れることがないように極力注意するようにしましょう。
保険証の住所変更が埋まっている場合はシールで
健康保険証の場合は先ほどもご紹介したように、社会保険証と国民保険証によって住所変更の仕方が変わります。
先ほども挙げたように、国民保険の場合は自治体によって保険証をもらうので、住所変更は新しい保険証を受け取った時に自然と変更されています。
しかし、社会保険証の場合は引き続き同じ保険証を使うので、住所変更のために再度カードを提出する必要がありません。
社会保険証の場合では裏面に手書きで新しい住所を書くような流れとなります。
書く欄が埋まっている場合は、新しく白いシールを買ってその上から書くようにしましょう。
この手書きのシールはどこにでも販売されているシールでも大丈夫です。
公務員の保険証の住所変更
公務員の場合、保険証の住所変更をする場合は共済組合に伝えるようにしましょう。
共済組合に連絡をすることによって指示を受けることが可能です。
場合によっては裏に手書きで書いてそのまま使うことを促されると思います。
「まとめ」
引越しによって住所が変わる場合の保険証についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
保険証には国民保険や社会保険がありますが、どちらも病院で使う機会が多く、大切なものであることが多いです。
そのため、引越しで何かとドタバタして忘れてしまいがちですが、しっかりと住所変更をするようにしましょう。
特に国民保険に入っている人は再度資格損失を行ってから手続きをする必要がありますのでご注意ください。