子供が一人暮らしをするとなると、家族での引越しとは、また違った悩みや手続きが必要になってきます。
家族で引っ越す場合はもちろん荷物が多いのですが、単身で引っ越しをする場合もテレビやエアコン、冷蔵庫、洗濯機といった大きな家具があるでしょう。
単身の引っ越しだからといっても、決して量が少ないわけではありません。
単身での引っ越しの場合、引っ越し業者によって「単身パック」という様々なサービスが受けることができ、お得な場合が多いです。
これから単身での引っ越しを予定の方に、単身パックの賢い利用方法をご紹介していきます。
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単身パックの利用方法
単身パックの利用方法は、主に電話連絡やインターネットで引っ越し業者に連絡することによって、利用ができます。
ここで注意していただきたいのが、今の世の中では引っ越し業者がたくさんあり、各業者によって受けられる料金、運べる荷物の量、受けられるサービスが大きく違います。
単身パックは家族の時の引っ越しと比べると、「安い」というのが単魅力の一つなのですが、この料金を一つとっても業者によって違うことがあるので、できるだけ複数の引っ越し業者に自分の条件に基づいた見積もりと取ってもらい、他社との比較をするようにしましょう。
ただし注意していただきたいのが、見積もりを取った金額よりも前後することを覚えておいていただきたいです。
これは何故かというと、実際荷物の大きさ、荷物の量、梱包のための量、手作業、距離など、見積もりの予想と現実は違うことが多いです。
そのため、見積もりが必ずしも正確な金額ではないということを認識しておきましょう。
サイズや乗せられるもの
単身パックでも、サイズや乗せられるものが大まかに決められています。
単身パックは専用ボックスと呼ばれる専用コンテナを使うことが多く、およそ横1m×縦1m×高さ1.8m程度の大きさのコンテナが多いです。
お気づきの方もいるかもしれませんが、単身パックで乗せられるもの、サイズが意外に小さいです。
そのため、いくら単身での引っ越しだからといっても、テレビや、洗濯機、冷蔵庫といった「大きい家具が複数ある」場合は、荷物が乗りきらないことが多いです。
このことからわかるように、単身パックを利用する人に向いている人は、基本的に物の量が少ない人か、実家暮らしで初めて一人暮らしをする人、単身赴任で基本的な家具などは家族がいる家に置いていく人が向いているといえます。
引っ越しをする際、単身での引っ越しでも荷物が多い人は、単身引っ越しだからといって無理に単身パックを利用するよりかは、普通の家族での引っ越しプランを利用する方が安く済む場合が多いです。
荷造りのコツ
引っ越しでは荷造りのコツがあり、うまくやることで使う段ボールの量、荷物の多さが全然変わってきます。
主に荷造りのコツとして挙げられるのが次の通りです。
1.引っ越し業者との打ち合わせと確認を
引っ越し業者との打ち合わせ、確認はしっかり行うようにしましょう。
引っ越し業者によって受けられるサービスも様々で、段ボールを無料でたくさんくれる業者もあれば、大きな家具を引っ越し業者が梱包してくれるところなど、サービスの内容が違います。
そのため、自分が契約した引っ越し業者が「どのようなことをしてくれるのか」をしっかり把握して荷造りをすると、無駄な作業を減らすことができます。
2.断捨離
断捨離は名前の通り、不必要なものは捨てていくことです。
一つ一つの物に思い出があるかもしれませんが、約1年の間に使わなかったものは将来的にも使う可能性が少ないので、捨てたほうがいいとされています。
捨てても買いなおすことがない物は極力捨てましょう。
3.重たい物・大きな物は小さい箱、軽い物・小さい物は大きい箱
荷物の大きさ・量によって詰める箱を選ぶのは、荷造りの大きなコツといえます。
というのも、重たい物や、大きな物を「大きい箱」に入れてしまった場合、当然のごとくたくさん入るので、段ボールの場合、重たさで底が抜けてしまう場合が多いです。
そのような事がないように、重たい物や大きな物ほど小さい箱に入れ、軽いものや小さい物は大きな箱に入れるようにしましょう。
4.割れ物や刃物は包んでひとまとめに
割れ物や刃物などは新聞紙に包んで、なるべくひとまとめにしましょう。
これは割れ物や刃物の場合、万が一のことが起こると、欠けたり割れたりすることがあります。
バラバラに入れていると、荷解きするときに油断して手を切ってしまうということも多いので、怪我などを未然に防ぐためにも、割れ物や刃物はひとまとめにしましょう。
5.段ボールに詰めたら内容明記
段ボールに詰めたら、内容明記をすることをお勧めです。
いたって簡単なことですが、荷物が少ないからと油断して意外に書かずにいる人も多いです。
しかし段ボールの外観はほとんど一緒に見えるので、効率の悪い荷解きをしないといけない場合が多いです。
上記の5つが単身の引っ越しの際の荷造りのコツです。
この荷造りのコツは、家族の引っ越しの際でも活躍しますのでご参考ください。
単身パック業者比較、料金、サイズ、サービス内容
引っ越し業者で、料金やサイズ、サービス内容が大きく違うので、特徴など単身パックの比較をご紹介したいと思います。
自分の条件に合う業者を選べるようご参考ください。

引用:ヤマト単身引越サービス http://www.008008.jp/moving/single/service/mini/
単身専用パックとは、横1m×縦1m×高さ1.8m程度の大きさの決まったコンテナボックスに、荷物を積み込み輸送するといった引越しサービスで、私も一人暮らしの時にクロネコヤマトの単身引っ越しサービス活用させてもらいました、
荷物だけまとめておけば、クロネコヤマトのスタッフが来てくれて、テキパキと荷物を運び積んでいってくれましたので、一人暮らしの引越しには大変重宝するサービスといえます。
クロネコヤマト
クロネコヤマトの場合は、単身引っ越しサービスと単身引っ越しサービス(ミニタイプ)の2種類があります。
運んでくれる量は通常だと「冷蔵庫」「4kgの洗濯機」「電子レンジ」「クロネコヤマト段ボール35cm×43cm×31cmを10個」「衣装ケース3個」「布団」「スーツケース」程度となっています。
料金は最安値だと税抜き12,000円です。
一方、ミニタイプの場合は「クロネコヤマトの段ボール15個分」「衣装ケース3個」「布団」だけの量となり、料金が11,000円程度となっています。
大きな家具、家電がない場合は、ミニタイプがお勧めです。
主なサービスは、時間指定ができるところと、早期割引や、ボックスが増えた場合には1000円割引、平日割引などお得な割引サービスがあります。
日通
日通は単身パックSとLの2種類あります。
運んでくれるサイズはSだと横幅108cm×奥行74cm×高さ155cm。
単身パックLサイズの場合は横幅108cm×奥行104cm×高さ175cmとなっています。
目安としてはSサイズの単身パックで「109Lサイズの冷蔵庫」「20インチのテレビ」「電子レンジ」「3段ボックス」「掃除機」「姿見」「布団」「日通段ボール52cm×34cm×34cmを4個」程度の量で、Web割引を適用して税抜き15,000円からとなっています。
Lサイズの場合はSサイズに「衣装ケース」、「4Kgの洗濯機」、「日通段ボール1個」を追加した程度の量です。
料金はWeb割引を適用して税抜き16,000円からとなっています。
主なサービスとしては、1ボックスに付き運送保険が200万円付いている所と、配達時間の指定、家具、家電は業者のスタッフが梱包してくれます。
サカイ
サカイ引っ越しセンターも単身パックは大きく2種類あります。
サカイ引っ越しセンターは量ではなく、ニーズに合わせたサービスが特徴的で、
「梱包は基本的に自分でして料金を節約するタイプ」の「節約コース」と、
「時間は特に期日はなく、コスト抑制を中心にしたタイプ」の「ご一緒便コース」があります。
料金の方は平均として40,000円から60,000円の間とされ、正確な金額は明記されていません。
というのも、サカイ引っ越しセンターの場合は見積もり重視で、ニーズに合わせるといったことをメインにしているので、見積もりを取ってお客様あった料金を提示しています。
そのため、様々なケースがあるので実際に他社と比較するためにも見積もりを取って比べてほしいということで、金額が出されていません。
主なサービスとしては有料ではありますが、10分間サービス(安心保証パック)があり、荷降ろし完了後、10分間の間、荷物の再配置や掃除、組み立てなどといったちょっとしたことを手伝ってくれます。
アート引越センター
アートの場合も単身パックは大きく分けて4種類ほどあります。
一般的な「おまかせパック」、
学生だけの「学割パック」と
女性だけの「レディースパック」、
高齢層向けの「シニアパック」といったものに分けられます。
このおまかせパックはさらに3種類分けられ、自分で基本的に梱包する場合と半分は業者が梱包してくれる場合、全部業者に依頼する場合の3つに分かれます。
しかし、料金の方が企画設定がないため、サカイ同様に見積もりを取ってみての比較となります。
例としては学割パックで京都から東京までの引っ越し、荷物の量が洗濯機やテレビ、段ボール6個と布団で約30,000円程度とされています。
主なサービスとしては、オプションで車両運送やピアノ運送、ピアノ調律、エアコンなどの家具、電化製品の取り付け、クリーニングといったオプションをつけることができます。
アリさんマークの引越社
アリサンマークの引っ越しも単身用パックは主に3種類あるとされています。
段ボール10個分のみの「超ミニ引っ越しプラン」をはじめ、
段ボール15個分とテレビ、チェストといった、たたみ一畳分の「特ミニ引っ越しプラン」
段ボール20個分とテレビ、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、自転車などといった、たたみ3畳分の「ミニ引っ越しプラン」に分けられます。
料金はこちらもサカイなどと同様で、見積もりのみでの金額提示となり、見積もりを取ってからの他者比較となります。
主なサービスは10分間サービスで、サカイ同様荷降ろし完了後の10分間は様々な作業を手伝ってくれます。
まとめ:自分に合った業者サービス、見積もりを!
今の時代は様々な引っ越し業者がありますが、どの会社も見積もりがまず最初にとれるので、見積もりを取って判断するのがいいかと思います。
ご紹介している金額はあくまでも目安ですので、荷物を運ぶ量、距離によって大きく変わる場合がありますのでご了承ください。