引越しといえば、シーズンものでもあり、3月から4月の就職や進学の時期はもちろんのこと、9月などの転勤の時期などは特に繫忙期ともされ、引越し業者も忙しい時期とされています。
しかし、それ以外の月は大きなイベントなどがない限りはそこまで相場に変わりがないのですが、比較的安いのが、引越しシーズンが終わった後の6月や11月とされています。
そこで引越しシーズンとは違った10月は平均的な時期ともいわれていますので、10月の引越しではどのような相場になっているのかご紹介していきたいと思います。
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10月の引越し料金の相場は
10月の引越し料金:上旬
皆さんもご存知のように一月の3つの段階に分けると上旬・中旬・下旬に分けられますよね。
実は10月はこの上旬・中旬・下旬で大きく引越しの相場が分かれる月でもあるとされているのです。
最初に紹介する10月上旬は、実は10月の中でも最も高い可能性がある時期とされています。
というのも、秋の転勤は主に9月ごろになるのですが、何かと仕事が忙しい人は10月にずれ込んでしまう人も多く、10月上旬は引越し業者もまだ忙しいところもあります。
一般的には繁忙期は過ぎているとされているのですが、忙しくて間に合わなかった人達は10月上旬にも引越しを行うことも多く、引越し業者の予定も取れない場合もあるので相場は10月の中でも高くなってしまいがちです。
10月上旬の相場は9万5千円とされています。
単身引越しや家族での引越しを合わせての相場とされていますが、荷物が多い場合や、家族の人数が多い場合はこれよりも高くなることも多いです。
10月の引越しで急いでいない場合は、できれば10月上旬は避けたほうが引越し費用を抑えやすいです。
10月の引越し料金:中旬
次にご紹介するのは10月中旬です。
10月上旬は引越しシーズンのずれなどがあり、比較的料金が高くなってしまうことがあるのですが、中旬では落ち着いていることが多く、料金の相場も比較的落ち着きます。
そのため、9万円から9万5千円となるのですが、引越し業者によっては繁忙期の終わった後に従業員、引越しスタッフなどを休ませるため人数が不足気味になり、上旬と変わらない料金で提示される可能性もあります。
そのため、こちらも上旬と同じようになりますが、できれば中旬よりも10月に引越しをする場合は下旬がおすすめです。
しかし、場合によっては10月中旬では交渉次第で引越し費用を下げてくれる可能性も十分にあるので、試しに値段交渉をしてみるのはありです。
様子見で料金を提示されていることもあるので、こちらも相談してみるようにしましょう。
10月の引越し料金:下旬
引越しの10月下旬は最も引越し料金が安い時期といっても過言ではないです。
もちろんこれは10月の中では最も低いという意味ではあるのですが、一年の中でも閑散期の一つとしても考えられることが多く、比較的料金も安くなりやすいです。
そのため引越し料金の相場は10月下旬だと9万円前後になることが多く、荷物の量によってはさらに安くなることも多いです。
引越しを急いでいない場合には10月下旬以降に引越しを行うのがおすすめで、負担のない引越しを行うことができやすいとされています。
引越しを急いでいない場合は下旬にするようにしましょう。
10月の引越しの安い日
10月の引越しをさらに安い状態にしたいと考える場合はできればやはり土曜や日曜、祝日などを避けて平日に行うのが好ましいと言えます。
最も高いのが上旬の第1土曜日から第2月曜日とされ、この時期は転勤などがずれ込み体育の日も第2月曜にあるので、引越しをするには最適な日とされています。
そのため、この日を避けていけば料金が高くなるということも起きにくいです。
10月の中では下旬の平日が最も安い人もなるので、10月の中で引越しを考えている場合は下旬以降がおすすめです。
どうしても土曜日や日曜日などの休日に引越しをしたい場合も下旬以降にしましょう。
引越し料金を抑えて安くするコツは
引越しの料金を安くするコツとしては何点か存在します。
荷物の量を最小限にする
引越しといえば、もちろん荷造りを行い、引越し業者に荷物を運んでもらう人が多いと思うのですが、この荷物の量を減らすことによって料金を安くすることもできるとされています。
そのため、引越しをする際にはできるだけ荷物を自分で運べる場合は事前に荷物を自ら移動をさせておきましょう。
引越しでは人件費用などを大きくとられることが多いので、このような自分で運ぶことによって量を減らし、見積金額もさらに低くすることも可能です。
場合によっては家族引越しでも大まかなものを自分で移動させることができれば単身パックでも大丈夫な場合もあります。
引越し当日に手伝う
これは少し特殊ではあるのですが、大手引越し業者は二人体制などで引っ越し作業を行ってくれるのですが、交渉によってはスタッフを一人にし、自ら引っ越しを手伝うことによって料金を下げることもできます。
これは私の友人が実際に行ったことなのですが、引越し業者と交渉にして作業員を減らし、実際に手伝って引越し費用を3割近く安くしてもらったそうです。
このような事例もあるため、大手企業の引越し業者を利用しない場合、力に自信がある方は交渉してみるのもアリかと思います。
日にちを意識する
これは何かというと、先ほど途中でもご紹介したように、休日よりかはやはり平日の方がいいです。
さらに、できれば意識できるならば六曜も意識したらいいかもしれません。
六曜といえば、大きめのカレンダーに書かれていることが多いのですが、「大安・赤口・先勝・友引・先負・仏滅」です。
これは縁起を考える場合に意識することが多いと思いますが、引越しに縁起を担ぎたいということで平日でも大安の日は引越し業者の予定が埋まっている場合があります。
そのため、気にしない人などはこのような大安を避けるだけでも料金を安くする交渉ができる場合もあります。
この六曜の中で大安は多くの方が縁起の良い日として知っているのですが、「仏滅」は実は引越しに向いている日ともされています。
元々仏滅は「物滅」と書かれており、「物が滅する」ということから、不要な物がなくなり、引越しには向いているとされていたのです。
そのため、仏滅に引越しをしても縁起が担げるので、六曜を意識する場合は大安ではなく仏滅を選ぶのもおすすめです。
10月の引越しお部屋探し:賃貸物件の家賃交渉はできる?
10月の引越しでは当然お部屋探しを行うと思うのですが、賃貸物件の家賃交渉をできる時期なのか気になる方も多いと思います。
当然繁忙期では賃貸の相談が多いので、家賃を下げることなく借主が決まる場合が多いので、家賃交渉をして下げてもらえても1000円程度であることが多いです。
しかし、10月下旬以降に住むという事で相談すると賃貸管理会社側としては空室をなくしたいので家賃交渉をオーナーとしてくれる可能性が高く、家賃を下げてもらえる可能性があります。
そのため、10月に引越しをする場合には家賃交渉をしてみるのも大いにアリだと思います。
10月の引越しに縁起の良い日・吉日は
引越しに向いている良い日とされている吉日は次の通りです。
天赦日(てんしゃにち、てんしゃび):天赦日は大安よりもさらに吉日の日とされており、引っ越しは天赦日にするのはお勧め!
一粒万倍日:入籍や引っ越しといった「何か新しいことをはじめる日」としてとても良い日とされております。
寅の日:金運上昇だけでなく、旅立ちにも良い日とされており、引越しにおすすめ!
大安:「大安吉日」以外にも「万事に進んでよし」「大いに安し」とされる日とされ、引越しにばっちり!
仏滅:意外に知られていないのがこの仏滅で、縁起が悪いと思われがちですが、「仏滅=物滅」とされ「物が一旦滅び、新たに物事が始まる」ことを指しており、引っ越しにはもってこいの日なのですが、一般的には避けられる日なので、引越し料金が比較的安くなるメリットもあります!
引っ越しに良い吉日。引越しするならこの縁起日にで詳しく調べられます。
「まとめ」
10月の引越しについてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
10月というと、閑散期のイメージがありますが、それは10月の中でも中旬・下旬以降になります。
そのため、急いでない方は10月の中でも遅い時期に引越しをするのがおすすめです。