引越しといえば急な引越しや、前もって計画を立てていた計画など主に二つに分かれると思いますが、引越しを行う時期によって大きく引越し費用が変動します。
もちろん一番高い時期とされているのが引越しシーズンとも言われている3月や4月上旬、9月下旬から10月の引越しシーズンが高いとされています。
一方、その引越しシーズンが終わった後は引越しをする人も少なくなるので、だいぶ落ち着き、5月が全体の平均的な月とされています。
実際に引越しはどのくらいなのか平均的だと言われる「5月の引越し料金の相場」についてご紹介したいと思います。
Contents
引越し費用の相場は
5月の引越し費用:上旬
最初にも少しご紹介したように、5月は引越し料金が1年の中でも平均的な月とされています。
進学や就職の影響で引越しシーズンが3月や4月とされているのですが、その時期より後にあることから比較的落ち着いているときとされています。
しかし、そんな5月でも上旬・中旬・下旬によって料金も多少変わるので、まずは上旬についてご紹介していきたいと思います。
5月上旬は5月の中でも一番高い時期と言えます。
5月は先ほどもご紹介したように、平均的ではあるのですが、上旬には多くの方が待ち望むゴールデンウィークがあるため値段が高くなってしまいやすいです。
さらに、5月はこのゴールデンウィークに人が動きやすいというのもあるのですが、連休でもあるため、4月や3月に引越しが間に合わなかった人がこのゴールデンウィークのタイミングで引越しをする人が多いです。
そのため、5月の中では自然と引越しをする人が集中してしまいやすいです。
5月上旬の引越しの場合、単身から家族での引越し合わせて平均95,000円前後とされています。
もちろん単身者でも荷物が少ない人はこれよりもかなり安くなる場合も多いです。逆もまた然りで、家族の引越しでも荷物がかなり多い場合は10万円超える場合もあります。
そのため、上旬に引越しを行う場合は95,000円と念頭に入れておくと実際に引越す場合そこまで大きな差はないかと思います。
5月の引越し費用:中旬
次にご紹介するのは5月中旬です。
中旬といえば、ゴールデンウィークも終わった後で、本格的に引越しシーズンが落ち着く時期とされています。
5月中旬はまだですが、5月下旬以降は早いところでは梅雨に入り始めるので、この時期からだいたい閑散期に入ります。
5月中旬の場合は上旬とは比べやはりやや安く92500円前後だと思うと間違いないかと思います。
この中旬からは閑散期に入るため、交渉次第によっては大きく値段が下がる場合も多いです。
引越しシーズンが落ち着くと不動産屋、仲介管理会社なども空室がないようにできるだけ部屋を埋めたいので、引越し業者と掛け合ってくれることもあります。
一度話を振ってみるのも一つの手と言えます。
場合によっては大きく引越し費用や家賃が下がるのでお得になる場合が多いです。
5月の引越し費用:下旬
次は五月の中でも下旬についてご紹介したいと思います。
5月は梅雨前に入るためほとんどの方が引越しを避ける時期とも言えます。
この時期は比較的5月の中でも最も値段が低い時期とされ、9万円前後の料金となっています。
しかし注意していただきたいのが、早ければ地域によっては早い段階で梅雨に入りやすいのですが、この時期は雨の中での作業になってしまいやすいので、注意をして引越しをする必要があります。
怪我の原因にもなり、足下が危ないため荷物を破損させてしまう危険性があります。
雨の日は危ないからという事で引越しをキャンセルする人もいるのですが、キャンセルをする場合は引越し業者によってキャンセル料も発生するので天気には注意するようにしましょう。
事前に荷物を晴れの日にある程度運んでおくと雨の日に運ぶ量も減るのでおすすめです。
5月の引越し料金の安い日
5月の中でも引越し料金は上旬が高くなりやすく、下旬になるほど料金が安くなりやすいのですが、引越しでも安い時期は下旬の平日と言えます。
5月といってもやはり休みであることが多い休日に引越しをする人が多いので、どうしても休日は料金が高くなってしまう場合や、引越し業者の予約ができないこともあります。
そのため、引越し料金を極力安いものにしようと考える場合は5月下旬の平日を狙うといいでしょう。
さらに、雨の時期では引越しを避けるためにも週間予報や天気予報を注意してみるのも大切です。
引越し料金を抑えて安くするコツは
引越し料金を抑えて安くしたい場合におすすめなのが「自分で荷物を運ぶ」です。
当然全部自分で荷物を運ぶことができれば引越し業者に依頼することなく引越しをすることができるのですが、ほとんどの人が家具などを運ぶ手段がないため引越し業者に依頼する形になると思います。
しかし、引越しは基本的に荷物の量などによって料金が変わるので、荷物が少なければ少ないほど料金が安くなる場合が多いです。
そのため、ほとんどの荷物を自分で運び、なかなか運ぶことができない家具家電などだけを依頼する場合は単身パックだけでも済む場合もあります。
家族引越しでの料金と、単身パックでの引越し料金では雲泥の差ぐらい料金が変わる場合も多いので、安く抑えたい場合は極力荷物を自分で運ぶのもおすすめです。
荷物の量を最小限にする
引越しといえば、もちろん荷造りを行い、引越し業者に荷物を運んでもらう人が多いのですが、この荷物の量を減らすことによって料金を安くすることもできるとされています。
そのため、荷物を自分で運べる場合は、引越しをする際にできるだけ事前に荷物を移動をさせておきましょう。
引越しでは人件費用などを大きくとられることが多いので、このような自分で運ぶことで量を減らし、見積金額もさらに低くすることも可能です。
場合によっては、家族引越しでも大まかなものなどを自分で移動させることができれば、単身パックでも大丈夫な場合もあります。
引越し当日に手伝う
これは少し特殊ではあるのですが、大手引越し業者は二人体制などで引っ越し作業を行ってくれますすが、交渉によってはスタッフを一人にし、自ら引っ越しを手伝うことによって料金を下げることもできます。
私の友人が実際に行ったことなのですが、引越し業者と交渉にして作業員を減らし、手伝って引越し費用を3割近く安くしてもらったそうです。
このような事例もあるため、大手企業の引越し業者を利用しない場合は、力に自信がある方は交渉してみるのもアリかと思います。
日にちを意識する
日にちを選べるのならば六曜も意識したらいいかもしれません。
大きめのカレンダーに書かれていることが多いのですが、六曜とは「大安・赤口・先勝・友引・先負・仏滅」のことです。
縁起を考える場合に意識することが多いのですが、引越しに縁起を担ぎたいということで平日でも大安の日は引越し業者の予定が埋まっている場合があります。
そのため、気にしない人などは大安を避けるだけでも料金を安くする交渉ができる場合もあります。
この六曜の中で大安は多くの方が縁起の良い日として知られていますが、「仏滅」も実は引越しに向いている日ともされています。
元々仏滅は「物滅」と書かれており、「物が滅する」ということより、不要な物がなくなり、引越しには向いているとされていたのです。
そのため、仏滅に引越しをしても縁起が担げるますので、六曜を意識する場合は大安ではなく仏滅を選ぶのもおすすめです。
5月の引越しお部屋探し:賃貸物件の家賃交渉はできる?
5月の引越しでもそうですが、引越しをする場合は不動産会社や仲介管理会社に訪れて賃貸物件を探す人がほとんどだと思います。
この際に季節によって家賃交渉が可能で、交渉によっては家賃が大きく変わる場合もあるとされています。
このような家賃交渉は、やはり引越しシーズンにはあまり交渉できにくく、自然と集客があるため家賃交渉をしなくても賃貸物件の空室が埋まる場合が多いです。
そのため、不動産会社もそこまで家賃交渉をしてくれることが少なく、家賃が下がっても1000円程度である場合もあります。
しかし、実際に不動産会社に最近寄って話をする機会があったのですが、5月や10月といった閑散期に入る時期はやはり賃貸物件のオーナーも空室をできるだけ埋めたいので場合によっては家賃を3000円から4000円程度下げてくれる場合もあるようです。
そのため、5月に引越しをする場合は賃貸物件を借りる場合、家賃交渉をしてみると家賃を下げてもらえる可能性も高いです。
さらに、注意しないといけないのが途中でもご紹介した梅雨時期です。
雨は手元や足元が狂ってしまいやすく、引越しをする上では危険な日とも言えます。
そのため、極力雨の日に引越しを避けるのが好ましいと言えます。
引越し業者によっては契約手続きさえしていれば、後日に予定を変更してくれるところもありますが、引越し業者によってはキャンセル料を取られる可能性もあります。
閑散期に入るため交渉によってはこのキャンセルについても変わる可能性もありますが、事前に分かっている場合は先に引越し業者と相談するのがいいと言えます。
5月の引越しに縁起の良い日・吉日は
引越しに向いている良い日とされている吉日は次の通りです。
天赦日(てんしゃにち、てんしゃび):天赦日は大安よりもさらに吉日の日とされており、引っ越しは天赦日にするのはお勧め!
一粒万倍日:入籍や引っ越しといった「何か新しいことをはじめる日」としてとても良い日とされております。
寅の日:金運上昇だけでなく、旅立ちにも良い日とされており、引越しにおすすめ!
大安:「大安吉日」以外にも「万事に進んでよし」「大いに安し」とされる日とされ、引越しにばっちり!
仏滅:意外に知られていないのがこの仏滅で、縁起が悪いと思われがちですが、「仏滅=物滅」とされ「物が一旦滅び、新たに物事が始まる」ことを指しており、引っ越しにはもってこいの日なのですが、一般的には避けられる日なので、引越し料金が比較的安くなるメリットもあります!
引っ越しに良い吉日。引越しするならこの縁起日にで詳しく調べられます。
「まとめ」
5月の引越し料金についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
5月は1年の中でも平均的な引越し料金といわれていますが、交渉によっては大きく料金が変わる場合があります。
安くなるといってもやはり引越し料金は高いので、できるだけコストを抑えたい場合はいろいろな手を使うのがおすすめです。
引越しを急がない場合は5月のような閑散期に行うのがおすすめなので、ぜひまだ引越し予定が決まっていない場合の参考にしていただけたらと思います。