引っ越しをする人が周りにいると、引っ越し祝いとしていくら包んだらいいか皆さん悩むと思います。
人生の中でも数少ないイベントなので、常識やマナーなどが分からない状態であげたら、ひょっとしたら相手に失礼に思われるかもしれません。
そんな引っ越し祝いですが、引っ越した人が新築への引っ越しか、新居への引っ越しかで包むべき金額が変わってきますし、関係性でも包むべき金額が変わります。
さらには現金では渡しにくい方はプレゼントという形で渡している方もいます。
そのような機会が少なくて悩んでしまいやすい引っ越し祝いの金額ですが、関係性別に金額の相場とお勧めプレゼントをご紹介したいと思います。
Contents
引っ越し祝いの前に考えるべき事
引っ越し祝いをあげる際にまず考えないといけないのが、どのような形で渡すかです。
最初にも少し触れましたが、現金で引っ越し祝いを包む人もいますが、現金では渡しにくいので、プレゼントという形で引っ越し祝いを渡す人がいます。
ただし、できればみんな引っ越しにはかなりの費用が掛かっているので、現金でのプレゼントが喜ばれることが多いのでご参考いただけたらと思います。
そんな現金ですが、包む際は相手方との関係性により金額が大きく変わってくるため、注意してください。
しかし、最も注意していただきたいのが、過去に自分が引っ越し祝いをもらったことがあるかどうかです。
というのも、常識やマナーとして、過去にもらった相手の金額を下回るのはあまりよくありません。
自分が過去引っ越し祝いをもらっている場合は、その人に同等金額かそれ以上の金額をなるべく包むようにしましょう。
新築への引っ越しか、新居への引っ越しか
まず引っ越し祝いの金額は新居への引っ越しか、新築への引っ越しかで金額が大きく変わってきます。
特に金額が変わってくるのが新築への引っ越しの場合で、親か兄弟姉妹か、親戚か会社の同僚か、などで金額が雲泥の差だったりします。
そこでまずは、新築への引っ越しをされる方への祝い金を包む相場、お勧めプレゼントについてご紹介したいと思います。
親族の場合
親族や親戚の場合の新築への引っ越し祝いの相場は「30,000円~50.000円」とされています。
他の間柄、関係性の中で親に次いで高い方だとされています
というのも、ここでも普段の生活の中での関係性にもよるのですが、親族や親戚には大人になるとあまり関りがなかったとしても、小さなころにお世話になっていたりすることも多いです。
さらには親の周りの人なので、親の立場をも考えるとやはり程度の金額をやはり包んでいた方がいいため、金額がやや高めとなっています。
もちろん先ほどもご紹介したように、以前に自分の引っ越しでこの相場以上の金額をいただいている場合はその金額かそれ以上をした方が常識的、マナー的です。
もし現金以外でプレゼントを考えている場合のお勧めのプレゼントは、ギフトカードやカタログギフトです。
ギフトカードやカタログギフトの場合は自分で買うものを選ぶことができるため、もらっても気兼ねなく使うことができますのでお勧めです。
親の場合
親が新築への引っ越しをする場合の祝い金の相場は「50,000円~100,000円」とされています。
関係性、間柄の中では相場の金額として一番高いものとなっています。
もちろん親には産んでもらった、育ててもらった恩もあると思いますので、感謝の気持ち分を包んであげたらと思います。
ちなみに、逆に親が子供に送る場合の相場は「10万円」とされています。
この場合は新生活への応援もかねて包む方が多く、金額が高いものとされています。
親や、子どもへプレゼントで引っ越し祝いを送る場合のお勧めプレゼントは、ギフトカードか家電製品、日用品などが喜ばれます。
このようなギフトカードや家電製品、日用品だと親子との立場なので気兼ねなく使えるとともに、選んでもらったことのうれしさもあり大切に使ってくれることが多いです。
兄弟姉妹の場合
兄弟姉妹への引っ越し祝いの相場とされているのは「10,000円~100,000円」とされています。
この兄弟姉妹への金額はやはり仲の良さや関係性で金額を左右させてもいいとされています。
しかし、注意していただきたいのは、この兄弟姉妹が結婚しているかどうかです。
やはり結婚している場合には、相手の生活の事も考えてあげないといけないですし、親以上の金額を渡すのは親の立場をも崩しかねないので注意していただけたらと思います。
兄弟姉妹に渡す場合の理想は親以下、親戚以上が好ましいとされています。
現金以外での引っ越し祝いのプレゼントをあげる際のお勧めは、兄弟姉妹が結婚している場合はギフトカタログが喜ばれ、結婚していない場合はお米や果物などの食品、日用品などが喜ばれます。
相手が結婚していなければ家電製品なども喜ばれますが、結婚している場合は結婚相手の好みもありますのであまり好ましくはないです。
兄弟姉妹への引っ越し祝いを渡す、包む場合はできれば親と金額を相談するようにしましょう。
嫁の親の場合
嫁の親への引っ越し祝いの相場とされるのが「30,000円~100,000円」とされています。
嫁の親へは直接的な血のつながりはありませんが、お嫁さんをいただいているということもあってやはり、ある程度の金額は包むべきとされています。
この引っ越し祝いへの相場の金額の差が広いですが、こちらはやはり助けてもらっていたり、よくしてもらっていたりする分の金額を包むべきとされています。
嫁の親へ現金以外のプレゼントを送る場合は、家電製品やギフトカード、ギフトカタログが喜ばれます。
一番理想的なのが、嫁に詮索を入れてもらって親のほしいものをプレゼントすると一番喜ばれると思います。
普段は自分ではなかなか買いずらいものなどをあげると喜ばれるでしょう。
友人男性の場合
友人男性への引っ越し祝いで送る金額の相場とされるのが「2,000円~10,000円」とされています。
こちらも仲の良さや関係性によって包む金額を増やしたりしたほうがいいでしょう。
現金以外でプレゼントを送る場合のお勧めの物は、お米などの食品や日用品、お酒などを送ると喜ばれます。
友人女性の場合
友人女性への引っ越し祝いを送る金額の相場とされるのが、友人男性と同様の「2,000円~10,000円」とされています。
こちらも仲の良さや関係性によって包む金額を増やしたほうがいいです。
現金以外でのプレゼントを送る場合のお勧めの物は、観葉植物やインテリア、ギフトカードや日用品などを送ると喜ばれます。
友人女性の場合は、男性の時と比べて特にギフトカードや日用品などをプレゼントすると使いやすいので喜ばれやすいです。
上司の場合
上司の引っ越し祝いを送る場合の相場とされているのが「5,000円~10,000円」とされています。
お世話になっている上司ならば、1万円を包んだ方が喜ばれますし、関係性もよくなると思われます。
入ってまだあまり関係性ができていない場合や、あまり関りのない部署の場合でも5千円を包むのが妥当とされていますのでご参考ください。
上司への引っ越し祝い時に現金以外のプレゼントを送る場合のお勧めの物は、タオルや日用品、アルコールを飲む場合はお酒、甘いものが苦手でない人はお菓子などのスイーツを送ると喜ばれます。
部下の場合
部下の場合も上司の相場と同様で、「5,000円~10,000円」とされています。
先に引っ越し祝いをいただいている場合は同等金額を出しましょう。
現金以外でプレゼントを送る場合は上司の時と同じように日用品やお菓子、お酒などを送ると喜ばれます。
引っ越し祝い のし袋 書き方
引っ越し祝いを包む場合は「のし」を付けて贈ると綺麗です。
のしをつける際、気を付けるべき点は「紅白の水引で蝶結びのご祝儀袋・のし紙」を使用するようにしましょう。
表書きには新築祝いか新居祝いかに合わせて書くようにし、「御新築祝」「御新居祝」、中古物件を購入している場合は「御祝」と書くようにしましょう。
中袋には金額、名前、住所を書くようにするのも忘れないようにしましょう。
まとめ。関係性によって対応を
人生でもあまり少ないイベントですが、包む金額で大切なのが感謝の気持ち、応援の気持ちの金額を包むことです。
途中にも書きましたが、事前に相手側からもらっている場合は、最低でも頂いている金額以上の金額を包むようにしましょう。
引っ越し祝いの金額やプレゼントは悩むことが多いですが、ぜひご参考いただければと思います。