引っ越しをする上で、六曜について気にかけているかたもいるでしょう。
六曜は名前からもわかるように「大安」「先勝」「友引」「赤口」「先負」「仏滅」6つからなります。
大安や友引・仏滅などは特に有名ですよね。
このような六曜ですが、大きめのカレンダーには現在が書かれているものの、最近では徐々にうしなわれつつあるぶんかとなっています。
しかし、縁起が担ぎたい時などにはこの六曜などを意識する人が多いので、縁起を担ぎたい人が多いとされる「引越し日」の六曜についてご紹介したいと思います。
Contents
◆六曜別引越し日の良し悪し
まずは、六曜別に引越し日の良い日悪い日などをご紹介していきたいと思います。
引越し日が「大安」良い日?悪い日?
引越し日に大安と言うのはやはり縁起が良いとされています。
この大安は不幸事以外では大変縁起が良いとされているのですが、その縁起が良いということを多くの人が知っているが故に激戦になってしまいやすいです。
そのため、引越し日などが事前に決まるような少し遅い引越し日の確定をした場合には、引越し業者のスケジュールを取ることが出来ない可能性もあります。
引越しをする日自体には向いていますので、縁起を担ぎたい人にはおすすめの日です。
対策
大安の日に引越しをしたい場合にはやはり早くから業者に相談するようにしましょう。
引越しシーズンに入ると大安に引越しをする人が多くなり、予約を取りにくくなります。そのため、早め早めの行動が吉となります。
引越し日が「仏滅」良い日?悪い日?
仏滅は不幸事の際に仏滅を選ぶことが多いのですが、引越しは実はいい日とされています。
というのも、仏滅は悪いイメージがついてしまっているのですが、実は昔では仏滅を「物滅」と書き、仏滅となったのはつい最近の話です。
しかし、物滅は漢字からもわかるように「物が滅する」と書き、引越しをする際に無駄な物が消えて荷物が減ると共に、物事が滅してまた新しい生活を送れるとされています。
そのため、仏滅は実は引越しにはおすすめの日なのです。
このことについてあまり知っている人がいないので、仏滅は人気が現在は高くなく、料金が安く設定されていることが多いので、現在はさらにチャンスです。
対策
先ほどもご紹介しましたが、文化が失われつつあることで人気が落ち、イメージだけが悪い状態になっています。
そのため仏滅はスケジュールが空いていることが多いので、仏滅でも気にせず引越しをして大丈夫です。
引越し日が「赤口」良い日?悪い日?
赤口とかいて「しゃっこう」とも呼ぶのですが、この赤口は実は引越し日において縁起が悪いとされています。
これは何故かと言うと、赤口の名前に「赤色」があると思うのですが、この色は火や血を連想させるような意味合いがあるとされています。
そのため、怪我をする場合や火事が起こる場合があり、引越し日には向いていない日とされています。
対策
引越し日などを決めれない人は、避けたくてもどうしても赤口になってしまう人もいると思います。
このような引越し日が赤口になる方にしていただきたい対策は、済ませられることを済ましておくことです。
というのも、引越し日は当日になると大荷物を運ぶ人が多いと思いますが、引越し日当日までは多くの方が少しずつ荷物を移動させると思います。
この少しずつ荷物を移動させる量をできるだけ多くし、引越し日当日はほとんどない状態にすると怪我や火事が起こりにくいです。
特におすすめなのが、お皿や陶器など割れやすい物は縁起が悪いので、先に運んでおくようにしましょう。
引越し日が「友引」良い日?悪い日?
友引は「凶事などが友に引く」という意味がありますが、引越し日はあまり関係ないとされています。
そのため、可もなく不可もなくの日なので、引越し日に設定しても大丈夫です。
友引の日ならスケジュールが埋まっていることも少ないので、日程を押さえやすいです。
対策
友引の日の引っ越しは特に気にすることはありません。
引越し日に間に合うように手続きや荷造りをするようにしましょう。
引越し日が「先勝」良い日?悪い日?
先勝には「先んずれば勝つ」という意味なのですが、このことからもわかるように、早め早めに行動すれば吉となる日です。
そのため、一日の中でも早い時間帯、午前中に引越しを済ませると縁起が良いとされています。
昼の2時以降には逆に縁起が悪くなるので、早めに行動することが重要です。
対策
先勝の対策としてはやはり赤口と同じように、事前に荷物を大目に移動させることが良いです。
というのも、引越しをしたことがある人ならご存じだと思いますが、引越しは意外と大変で量が多い人では1日がかりで行います。
それでは当然午前中には終わらないので、午前中に終わらせるためにも少しずつ荷物を移動させておくのがおすすめです。
引越し日が「先負」良い日?悪い日?
引越し日の先負けは先勝と同じように時間帯によります。
先負は「先んずれば負ける」という意味があるのですが、先勝と反対で午後の時間帯が引越しには向いています。
対策
先負けの対策では先勝と同じように荷物を移動させると良いでしょう。
というのも、午後から引越しをするといいのですが、ゆっくりできると考えても結果的には半日しか時間がありません。
そのため、事前に荷物を減らして午後に引越しを開始するのが吉と言えます。
◆引越しの縁起を担ぎたい!
引越しの縁起担ぎは六曜だけではありません。
地方によっては様々な縁起の担ぎ方があるとされていますので、皆さんの参考になるようにご紹介したいと思います。
盛り塩
盛り塩は縁起が良いと言うより浄化された新居に住みたいと考えている方におすすめです。
盛り塩は神社などで祈祷された塩が理想的ですが、普通の粗塩などでも大丈夫です。
霧吹きをしながら形作るといいでしょう。
置く場所は玄関の両サイドに置くのが理想的です。
食べ物
引越しをした時のおすすめの食べ物は「蕎麦」です。
蕎麦を食べる人が多いのですが、どちらかというと、昔は配ることが多く、ご近所の人に細く長い付き合いができるようにと言う意味が込められていたようです。
もちろん蕎麦を食べても縁起が良いとされていますので、引越し日にはおすすめです。
さらに、香川では引越し先が新居だった場合には新居のお風呂で「うどん」を食べる風習もあるとされています。
うどんが好きな方はうどんでもいいのかもしれません。
さらに、食べ物では「味噌や醤油、お米」などを食べ物の中でも最初に運ぶことによって食べ物に困ることがないという風習もあります。
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鏡
ご存知の方が少ないのようですが、引越しをする際に鏡は一番最初に運ぶと良いとされています。
これは古い風習でもあるのですが、鏡は女性にとって大切な物で、それを一番最初に運ぶと縁起が良いという意味もあります。
また、鏡にはさらに邪気を払うという意味合いもあります。
これは昔からお祓いの際に鏡を使うことが多かったからとされ、鏡を使うことで、悪い気を退けてくれるという意味があります。
このような意味を込めて鏡を最初に運ぶと縁起が良いと言われています。
引越しには向いていない月
実は引越しには向いていない月があるとされています。
その引越しに向いていない月とされているのが「1月」「5月」「9月」です。
これは何故かと言うと、この月は昔でも正月や田植え・収穫と言った忙しい時で、引越しをすると周りの人に迷惑がかかってしまうとされていました。
そのため、「1月」「5月」「9月」はあまり縁起がいいとはされていません。
現在はこの風習は消えつつあると共に、最近では周りの人に迷惑がかかりにくいので、あまり気にしなくてもいいのかもしれません。
まとめ:縁起担ぎが吉を呼ぶ
引越しの日の縁起担ぎについてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
引越しと言えば、人生において1回又は数回しかないので、貴重な経験だと思います。
そのような経験の中でもやはり良いことがあると嬉しいですよね、
引越しを考えている・引越しが決まっている人はぜひご参考いただけたらと思います。